腸管透過性や腸管漏れのリーキーガット改善におすすめ方法

2018年08月31日

食べ物と健康

腸管透過性や腸漏れなどで知られるリーキーガット症候群(LGS)は腸管に漏れができることで、腸内から血液中に様々な物質が流れ出すことです。

改善に向けておすすめの方法も報告されてきています。

 

自己免疫疾患の症状と腸管透過性やリーキーガット症候群:

近年は日本でも自己免疫疾患の症状や、腸管透過性やリーキーガット症候群と診断される人も増えているようです。

診断されるまでの期間は、リーキーガット症候群の患者数が多いとされるアメリカで10年程度かかることも少なくないようです。

それまでに、いくつもの病院に通った挙句に判明するというケースが多いといわれることからも、日本でも似た状況であることも想定さえます。
自己免疫疾患の症状については、本来自らの身体に毒物など排除すべき物質が入ってきた場合に自らの免疫で身体を保護するものを、有益な物質についても攻撃してしまう症状です。

アメリカでは多くの専門家がほとんどの人が死ぬときには自己免疫疾患の症状を伴っているといわれています。

また、自己免疫疾患の症状に共通している人の多くが、腸管透過性又はリーキーガット症候群も診断されるとも信じられているようです。

そのことからも、多くの人にとっては他人事ではなく、日本でも花粉症やひどいアレルギー反応がある場合においては、可能性としてリーキーガット症候群を疑うことも考えられるのかもしれません。

 

腸管透過性やリーキーガット症候群で最初にすべきこと?:

腸管透過性あるいはリーキーガット症候群と診断された際やそのように疑いがある場合に、最初にすべきと報告されていることがあります。

それは、それらの原因になっていることや物質が体内に入るのをやめることです。
原因を排除することで、それ以上に体調の悪化を防ぐことが重要視されています。

多くの場合、私たちは食べ物、薬やサプリメントなどを足すことで満足しがちですが、実際にはその原因になっている物質を排除しない限りはなかなか改善に向かわないと多くの専門家によって報告されています。

 

排除すべきとおすすめされる最初の食べ物は、グルテンと呼ばれるたんぱく質に属する成分で麦類に含まれています。

グルテン多く含まれる食べ物や食品の例として、パン類、麺類、大麦小麦を使用した食品やビールをはじめとする飲み物が挙げられます。

グルテン以外で多く報告されているのが、乳製品全般です。

小麦類をはじめとするグルテンも乳製品もご承知のとおり、アレルギー物質や不耐性、反応することが多いことで知られる食べ物や食品といえます。

それらを食べ物や食品、飲み物などで摂取し続けている限りは、腸管の漏れがふさがることは難しいといわれることからも、とても大変でストレスがかかることではありますが、まず最初に排除していくことが大切といわれます。

 

補う物質のおすすめ例:

排除する一方で、補うことをおすすめされる食べ物や食品もあります。

一般的に共通していわれる中には、ラクトバチルス菌をはじめとするプロバイオティクスや発酵食品、食物繊維や身体に良いとされるオメガ3脂肪酸を含む食べ物や食品です。

その他にも腸管透過性またはリーキーガット症候群の場合は、抗酸化栄養素、Lグルタミンをはじめとするアミノ酸栄養素、マグネシウムや亜鉛をはじめとするミネラル栄養素、ビタミンB群を始めとするビタミン類の栄養素などもあります。

 

できることはさまざま報告されているのですが、最初にすべきことはいずれにしても残念ながら、小麦類や乳製品を食べ物や食品、食事からしばらくの期間は少なくとも制限することが大切といわれます。

 

参考にした文献:
Ahrne S. Hagslatt ML. Effect of lactobacilli on paracellular permeability in the gut.
Nutrients 2011 1月号;3(1):104-17

 

ラクトバチルスとは?

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