女性の尿路感染症の予防治療とプロバイオティクス

2018年07月30日

ラクトバチルス菌プロバイオティクス

女性に多い尿路感染症は体の構造が原因で予防と治療にラクトバチルス菌をはじめとするプロバイオティクスがおすすめされることが少なくないようです。

腎臓、尿管、尿道、膀胱という尿路において何らかの感染が見られ炎症を起こすことを尿路感染症と言います。

尿路感染症の中でも、腎盂炎など膀胱よりも上の尿路の感染症は上部尿路感染症と呼ばれ、発熱を伴うことが多いことでも知られています。
膀胱よりも下の尿路の感染症すなわち膀胱炎、尿道炎、前立腺炎のことを、下部尿路感染症と呼ばれています。
下部尿路感染症は、頻尿や排尿痛、血尿を伴う場合もあることでも知られています。
いずれの場合においても、不快な症状を伴うことが少なくなく、時には入院治療が必要な重篤な症状となる場合もあるようです。

こうした尿路感染症は、体の構造から圧倒的に女性に多いとされています。
女性の尿路感染症は、通常、膣感染として始まり、尿道や膀胱に上昇します。

尿路感染症は典型的な細菌感染の疾患であり、治療および予防の方法がたびたび研究されています。
これまで様々な抗生物質が治療の主流になってきましたが、再発感染により、多くの女性を苦しめ続けています。
再発はとても多く起こりうることで、これには代替抗菌療法の開発が必要とされています。
そして、尿路感染症の長期的な予防や改善のための様々な臨床試験においてプロバイオティクスが有効であることがわかってきています。

健康な膣微生物は主に乳酸菌ラクトバチルスによって支配されるため、ラクトバチルスを含むプロバイオティクスを投与することにより尿路感染症のリスクを低減する役割を果たします。
プロバイオティクスの投与によって、人工的にラクトバチルス数を増加させることが可能であることも最近になってわかってきたことが報告されています。

乳酸菌は、特に、再発性の複雑な尿路感染症の病歴を持つ女性、または長期間の抗生物質使用の女性に有効といえそうです。
プロバイオティクスは抗生物質耐性を引き起こさず安心して使用できるばかりでなく、乳酸菌摂取により、治療以外にも他の健康上の利益をもたらしてくれる可能性も大いに期待できます。

抗生物質の代替としてラクトバチルス菌をはじめとするプロバイオティクスをお勧めするには、まだまだ研究が必要とされますが、このように、細菌性病原体と戦うためのラクトバチルスやプロバイオティクスの使用は、ますます関心を集めていますし、今後も少なくともしばらくの間はそのような流れに変わりは無さそうです。

 

参考にした文献:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BF%E8%B7%AF%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29063878

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