プロバイオティクスと大腸がん予防や改善の関係

2018年08月15日

プロバイオティクス

プロバイオティクスは腸内環境の健康にも関与しているという内容の報告があります。

また研究報告の中には、プロバイオティクスが大腸がんの予防や改善とも関係している可能性も紹介されているものもあります。

私たちは誰もが皆、病気になりたくないと願っています。
中でももっとも一般的で、かつ恐れられている病気は、がんかもしれません。

がんは、日本人の死亡原因の第一位とされています。
その中でも大腸がんは世界的に見てももっとも多いがんの一種で、がん関連死の原因でも上位となっています。

大腸がんとは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんです。
大腸がんの死亡数は増加傾向にあり、今後も増加すると予想されています。
この恐ろしいがんの一因は、遺伝が大きいと思われるかもしれませんが、その割合は5%から多く見積もったとしても10%程度ではないかとも報告されています。
遺伝以外の大きな要因としては、喫煙の有無なども大きいと報道されるものの、何といっても大きく左右しているのは食生活にもあるとされています。
何を基準にして計算式を出しているにもよるかと思いますが、さまざまなデータからの報告によると、食べ物や食事、食生活や食習慣ががんの原因となっている割合は30%程度から多い報告では最大65%程度まで関係しているという内容もあるようです。
健康を大きく左右する免疫の7割程度は腸内環境によるものであることが報告されています。
腸内環境の健康の維持や予防、そしてこのがんを予防するという目的においても、プロバイオティクスがその力を発揮してくれそうだということがわかってきています。

最近の研究では、食生活や生活習慣などが大腸がんの発症にかなりの影響を与える可能性があることがわかってきています。
そして、動物モデルを用いた多くの研究により、プロバイオティクスが大腸がんの予防に役割を果たす可能性があるという結果を得ています。

プロバイオティクスとは、私たち人間の体に良い影響を与えると考えられている生きた微生物(善玉菌)、またはそれらを含む食品のことを言います。
研究によると、プロバイオティクスは腸粘膜を良好にする作用があり、プロバイオティクスを食品から摂取することで腸内環境を整え、消化器系のバランスを改善し、病気の発生を未然に抑えることができるとされています。

また、プロバイオティクスは腸の炎症を調節する能力が明らかとなっており、発症した大腸がんにも影響を与える可能性があります。
腸内の病原性細菌叢の排除、腸内の細菌叢酵素活性の変化、発癌性二次胆汁酸の減少、発癌物質および突然変異原の結合、および短鎖脂肪酸産生の増加などが可能とされています。
また、プロバイオティクスの腸粘膜に対する直接的効果としては、DNA損傷の改善効果も立証されてきているそうです。

プロバイオティクスの潜在的役割はまだ解明中ではありますが、今後もますます活躍の可能性を広げてくれるであろうことは間違いありません。
まずは、毎日の食事にプロバイオティクスを含む食品や食事、食生活や食習慣を取り入れることにより、少しずつでもがんから距離を置くことができるのではないでしょうか。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24068536
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24618152
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9

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