早産児の壊死性腸炎予防にプロバイオティクスがおすすめ理由

2018年08月27日

子供の健康

早産で生まれた赤ちゃんに特に多く見られる壊死性腸炎の予防におすすめされる栄養素の1つとして、腸内細菌に関連する働きがあるプロバイオティクスの力が役立っているという文献があるようです。

産科の医療現場では、毎日のように命が誕生していますが、必ずしも正常な状態で誕生してくる赤ちゃんばかりとは限りません。
早産で生まれた新生児に多い「炎壊死性腸炎」とは、何らかの理由で新生児の腸への血液の流れが阻害されてしまい、さらに細菌などの感染が起こることによって、腸が壊死してしまうという病気です。
妊娠週数が32週以下の早産児や、生まれた時の体重が1,500g未満の赤ちゃんに発生する危険性が高いとの報告があり、ほとんどの場合は、生まれてから1週間から30日程の新生児にみられるとのことです。

近年では新生児医療の著しい進歩により、昔に比べて体重の小さな赤ちゃんでも命が助かる場合が多くなってきたため、壊死性腸炎の発生が増加しているといわれているようです。

最近のの研究によって、プロバイオティクスによる腸内細菌の調整は、炎壊死性腸炎を予防する可能性を秘めていることがわかってきました。
例えば、妊娠期間37週未満の早産児、または出生時体重2500g未満の新生児に、生きた微生物サプリメントであるプロバイオティクスの経腸投与をした場合の臨床試験の結果、プロバイオティクスの経腸補給によって、早期児の重度の炎壊死性腸炎およびすべての死亡原因を予防する可能性が高いという結果が出ているそうです。

生まれたばかりの新生児にも、このようにプロバイオティクスは役立っているようです。

現在では、妊娠中の女性、つまり母体に対するプロバイオティクスの効果に関しても、研究が進められています。
母体の妊娠時糖尿病の予防や治療はもとより、生まれてくる赤ちゃんが母親から細菌叢を受け継ぐためです。
腸内環境をよりよく整えておくことが、赤ちゃんの健康にもつながるということではないでしょうか?

このような研究が進められていることから、プロバイオティクスはいかに私たち人間にとって欠かすことのできないものかがわかってきます。
早産児の壊死性腸炎予防や、妊娠中の女性に限らず、一人でも多くの方がプロバイオティクスの働きや重要性に気づき、必要に応じて取り入れることで、予防につながっているのだとすれば、それほど嬉しいことはありませんね。

http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gi/55v9rc
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25423074
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24723255

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