慢性疲労と繊維性筋痛症

2015年09月14日
食事栄養素

食事と栄養素

 

慢性疲労症候群と繊維性筋痛症は互いに共通した症状が多いことから診断が難しいとも言われるようです。

 

慢性疲労の診断は、字の通りの慢性的な疲労や脱力感、朝起きてもスッキリしない、一時的な記憶力が低下したり、頭痛といった症状が続くことが多いことで知られます。

一方の繊維性筋痛症の診断として、発痛点は痛みが起こる慢性的な障害であったり、睡眠不足、筋肉痛、硬直などといった症状が続くとされています。

 

アメリカだけでも500万人前後がどちらかに診断されるために、日本でも多くの人が数えられることが予想されます。

 

薬の力だけでは治療に限界があることもあり、特に海外の専門家の中には食事内容の改善に加えて、血液や尿、毛髪検査を行なった上で、免疫を高める栄養量法やデトックス(解毒)、必要に応じて口の中に詰め物がある場合は歯の治療、ホルモンバランスの崩れを改善されるための自然ホルモン療法など総合的な力で改善を手助けすることも多いことも慢性疲労症候群と繊維性筋痛症には共通しています。

 

また、共にアレルギー反応が大きくなることが多いとされ、アレルギー反応が改善される場合には、それらの症状も改善に向かうことが多いことからもアレルギー検査を行なった上で、治療方法が検討されることも少なくないようです。

 

多くの治療で世界的に定評のあるD・ブラウンスタイン医学博士が慢性疲労症候群と繊維性筋痛症の場合に現場でおすすめしている一日の栄養素は下記のように紹介されています。

*総合的なビタミンB群(特にビタミンB6は200mgと多めで、B12も同様に多めの摂取量)

ビタミンD 1000-2000 IU

マグネシウム 400-800mg

オメガ3 EPADHAフィッシュオイルや、亜麻仁油をはじめとするオメガ酸脂肪酸

セレン(セレニウム) 200-400mg

*他にビタミンCキャッツクローマリアアザミ、DHEA等の自然ホルモンなどが挙げられています。

 

D・ブラウンスタイン医学博士 繊維性筋痛症と慢性疲労症候群の原因 第10章 Overcoming Arthritis(和名:関節痛リウマチは完治する)関節炎の克服 P.211-230

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