発達障害の子供の原因と小麦やグルテン等アレルギー

2018年08月06日

子供の健康

発達障害と診断される子供たちの数が先進国を中心に増えてきているという報告があるようです。

子供のアレルギーの原因にも挙げられる食べ物や食事、食生活や食習慣ですが、食品の中でも小麦やグルテンの過敏症やアレルギー反応は多いようで、報告例からヒントを学びます。

 

子供にもアレルギーや発達障害が多い原因と理由:

昔とは違って、現代社会においては小さな子供や中には生まれてすぐの赤ちゃんや子供にも、アレルギー反応や過敏症、小さい子供の発達障害のような症状や例が出る場合も少なくないようです。
特定の食べ物や食品の不耐性やアレルギー反応、子供の発達障害が多い原因、あるいは理由を探していると、昔とは違った現代の生活の仕方にも影響を受け、アレルギーなどに発展していることも報告されています。

 

例えば、昔の人が恐怖と感じていたことの多くはどちらかといえば、大きく分けた場合には、それらの原因や理由の多くが自然界との関係にあったことがわかります。
特に昔の人の脅威になっていた例として、ウィルスやバクテリアの感染や寄生虫、食べ物や食事のための狩りで獲物が取れない場合に発生する継続した空腹状態などが挙げられていたようです。
ところが、現代の状況と昔の環境を比較した場合には、ギャップが生まれていることがわかります。
下記に挙げるものの多くは昔の生活には無かったものではないでしょうか?
・加工食品、
・遺伝子組み換え食品、
・環境に含まれる有害物質や汚染物質、
・不自然に人工的に開発された化学物質でつくられる添加物など日用品も、
・睡眠障害や睡眠不足、
・電磁波、
など。

 

その中でも、健康維持に大きく関係すると思われる食べ物や食事で、同じくアレルギー反応や過敏症、発達障害の子供たちが増えている原因として報告されることが多いのもやはり食べ物や食事でもあります。
また中には、加工食品で良くあるような食べ物の中には、他にもその原因が複数含まれていることも考えられます。
例えば、小麦を使用した食べ物や食品の中には、上記に挙げたリストの中でも加工食品、遺伝子組み換え食品、環境に含まれる有害物質や汚染物質、添加物や不自然な物質など様々な分類にも含まれ、原因としても考えられそうで、パンなどに含まれるグルテンはアメリカをはじめとする国では今や悪者のような扱いさえも、人によっては感じているところもあります。

とりわけ、昨年2017年にハーバード大学の研究チームによって発表された報告は業界では衝撃が走りました。
前もってお伝えしておきますと、私はお米や麺類にとどまらずパン類など炭水化物類が大好きですが、そのニュースを知ってから以降はさすがに鈍感な私でも留意するようになりました。

その内容をご紹介すると、加工食品の代表格のような扱いになっている小麦に含まれるたんぱく質のグルテンについては、地球上において、誰一人として完全に消化しきれず、グルテンを含む食べ物や食事の後5分以内には100%の確率で一時的に炎症が発生して、腸管漏れを意味するリーキーガットシンドロームのような状態になり、脳にもその影響が出ているとのことでした。

近年は頭痛や偏頭痛の特に女性が多いといわれますが、グルテンを食べた日やその次の日などに頭痛や偏頭痛が発生していることは特に珍しいことではないとも説明されていました。
またグルテンの食品過敏症や不耐性、アレルギー反応に当てはまる人の数は世界的に多く、日本も例外ではありません。

大人でさえもそれだけ食べ物や食事によって変化が発生するということを考えると、発達中の子供たちにおいては、脳が発達中ということもあって、アレルギー反応や脳への影響も受けやすいことが報告されています。
発達障害の子供の原因に直接的な関係性については、わかりませんが、アメリカの発表では人口の35%の人において、遺伝子のHLA-DQ2を持っており、その遺伝子はグルテンに過敏や反応が出る部類に含まれ、発達障害の子供たちの中には、その遺伝子も多いのだそうです。

グルテンと子供に関わる疾患についての調査報告例がありますので、次回ご紹介をいたします。

 

Alzheimer’s and Dementhia Summit2018
2018年8月5日
トム・オブライアン博士へのインタビューより

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