妊娠中の妊婦や不妊治療の女性と炭水化物中心の食べ物や食事

2019年07月22日

トランス脂肪酸

妊娠中の妊婦、あるいは妊娠を予定している不妊治療に頑張る女性にとって炭水化物中心の食べ物や食事は、健康な妊娠と関連性があるのかのヒントを探ります。

 

炭水化物が多い食べ物や食事と不妊治療や妊娠?:

近年になり、日本での食べ物や食事は選択が増えてきていると共に、わかりにくくなっているようにさえ思えます。
例えば、多くのメディアに出てくる食べ物や食事は炭水化物や糖質が豊富に含まれていることが少なくありません。
特に経済的な面や食費、予算を考えると炭水化物をはじめとする糖質が増えることが一般的です。
逆にたんぱく質を含む食事は予算も高くなりがちなことが一般的です。
妊娠中の妊婦や不妊治療中の女性や男性にとっても、食べたものでつくられる身体や生まれてくる子供を考えると、それらは無関係とはいえませんし、無視できるものでもなさそうです。

 

妊娠中の妊婦や不妊治療中の女性と炭水化物中心の食べ物や食事:

食べ物や食事に含まれる栄養素を炭水化物、たんぱく質、脂質などに分類した場合に、妊娠中の妊婦や不妊治療中の女性の健康について、関連性や影響があるのでしょうか。
炭水化物についての影響や関連性を観てみると、意外な報告が出て来ました。
不妊歴がなく、妊娠を試みている既婚の閉経前の女性18,555人を対象とした8年間の追跡調査があります。
その調査では、食べ物や食事に含まれる炭水化物の量や質が排卵不妊と関連しているかを調べた内容です。

調査では438人の女性が期間中に不妊との報告があり、食べ物や食事の中に含まれる炭水化物が中心あるいは、過度な摂取量はそれらの女性に一般的に多かったとのことです。
排卵障害によって不妊が発生する確率が増えた可能性が示唆されていました。
その調査についての結論としては、食べ物や食事に含まれる炭水化物の量や質は、健康な女性の排卵や生殖、妊娠や不妊治療との関連性や可能性が報じられています。

 

糖尿病やインスリンと初期妊娠中の妊婦女性と炭水化物の食べ物や食事:

もう1つ、糖尿病やインスリンと初期妊娠中の妊婦女性と炭水化物の食べ物や食事について調査の報告をご紹介します。
日本でも妊娠中や不妊治療中に検査をして初めて糖尿病の疑いがあることを報告されるケースが少なくありません。
食べ物や食事によって血糖値やインスリンに大きく影響することが原因ですが、それ以前に1型糖尿病の女性も存在しています。

糖尿病と関連がある場合で、炭水化物に代表されるパンや麺類、ポテトやお米、デザート類から消費量を計算した調査から、糖尿値と関係が大きいヘモグロビンA1cは、インスリンの治療の有無に関係無く、炭水化物の摂取量や質との関連性が報告されています。

 

ただし、他の調査報告では、1日に最低摂取量175グラム程度の炭水化物を食べ物や食事で摂取することがおすすめされています。
特に日本のように炭水化物の摂取量が多い食べ物や食事が多く、野菜や魚などのたんぱく質の摂取量が全体的に減ってきている国では大切なことかもしれません。

 

日本では小さく生む出産がおすすめされていることが少なくないようですが、内外から懸念の声もあるようです。
また、日本をはじめとするアジア諸国では、高炭水化物摂取の食べ物や食事が原因で、低体重を招いていることも考えられ、それらは負の関連性となっている可能性についての報告もあります。
逆に肥満についても、妊娠中の妊婦や不妊治療の女性だけにとどまらず、広い年齢層で健康面での懸念も広がってきています。
妊娠中の妊婦の女性が肥満の場合、出席時の子供の脂肪の量や、その子供が成人になってからの健康との関連性についての報告もあります。

 

上記は炭水化物中心の食べ物や食事が多い場合に気になる報告で、近年、日本では増えて来ているようでしたので、ヒントを探りました。

ただし、過度な炭水化物の制限やケトダイエットをはじめとする食べ物や食事についての報告とは違いますし、極端に炭水化物を制限するというものでもありませんので、留意ください。

 

たんぱく質や脂質、他の栄養素などとの関連性についても、次回ご紹介させてください。

 
参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17882137
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28340360
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28322014
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24646338
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26561621

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