楽観的な人種として内外で伝えられてきたアメリカに不安や心配、うつを抱える人が増えています。

不安症やうつ病と診断された際に処方される薬を飲む人の割合が増えてきていることと同時に自然療法といえる食事や食べ物に含まれる栄養素も盛んで、不安や精神的に不安定な際によくおすすめされる５つの栄養素を紹介。

 

不安症やうつ病と精神安定剤：

薬の使用について調査する米国立機関の発表では錯塩に不安症やうつ症状などからうつ障害に直面した成人の割合はアメリカでは6.7％となり、増加していることが報告されています。

アメリカでは最も良く飲まれる薬で知られる精神安定剤ですが、あまりにも早い段階で処方されると感じる人が増えている上に、なかなか止められない状態が続いたり、身体に合わずに副作用で辛い思いをしたり、中には経済的な理由などからも、より自然といえる食事や食べ物に含まれる栄養を見直す動きが活発になっています。

 

今回は食事や食べ物に含まれる栄養素の中から、不安や心配、精神不安定な時によくおすすめされる５つの栄養素をピックアップしました。

 

1.　ポリフェノール：

不安やうつと関係のある酸化ストレスや脳に関連しながらも日頃の食事にも取り入れやすい食べ物や栄養素といえるポリフェノール。

美容やアンチエイジングの話題も手伝い、特に果物のブルーベリー、ブラックベリー、亜麻仁、ヘーゼルナッツ、ダークチョコレート、ハーブティーなどが人気です。

 

2.　良質な油：

不安症やうつに限らず予防やダイエット、美容でも人気が高いのが良質な油です。

多くの専門家が健康を維持しながらのダイエットを目指す時にも脂質をもっと取り入れるように促すことが一般的になってきていると共に、健康的に痩せたければ沢山の脂質を取り入れるようにおすすめされる機会が増えています。

特におすすめされるのは青魚に多く含まれるオメガ３脂肪酸でEPAやDHAで知られるフィッシュオイルや、フラックスシードオイルなど脳と大きく関わるオメガ酸栄養素です。

脳の中は60％以上が油でできていることからも自然なことといえます。

 

3.　ビタミンB３（ナイアシン）：

数十年にわたってナイアシンで知られるビタミンB３が不安や心配、うつ等におすすめされています。

ビタミンB３は安全かつ経済的で、精神的にも負担になりにくいことからもおすすめされやすい栄養素です。

 

4.　日本ではウコンで知られるターメリックやクルクミン：

ウコンと聞くと日本ではお酒や肝臓のイメージが先行しますが、海外では不安や心配、うつ意外にもターメリックやクルクミンは抗がん作用の強い栄養素でも知られます。

 

5.　プロバイオティクス：

全ての病は腸から始まることで知られる上、腸と脳はつながっているとさえ表現されます。

脳は思考や決断をする場所ですが、何を食べるかで腸に影響され、腸から脳に与える影響はとても大きいことからも、まずはプロバイオティクスで腸内の環境づくりに取り組むことがおすすめされます。

日本にはプロバイオティクスを豊富に含む発酵食品が多く、アメリカではその影響を授かろうと発酵食品の人気が益々高まっています。

 

 

参考資料：

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2820028

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3355196