脳の炎症原因や糖化と予防におすすめの食べ物や食事

2018年05月18日

健康

脳の炎症や糖化の結果とも表現される症状や病気の中にアルツハイマー型認知症やパーキンソン病、多発性硬化症の症状などがあります。

炎症や糖化の原因と予防の調査や報告も増え、生活習慣の見直しと食習慣でできるおすすめの食べ物や食事の報告もあります。

 

脳の炎症や糖化についての報告:

脳の炎症や糖化というとわかりにくいかもしれませんが、簡単にいうと脳内にある細胞が何らかの原因によって死滅していく状態をつくっている工程のように言われます。
炎症や糖化の結果でも知られる脳に関連する症状や疾患の例は、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病だけにとどまらず、筋肉や関節の痛みでも知られる多発性硬化症なども含まれます。

日本でも増加するアルツハイマー型認知症は第三型の糖尿病とも言われ、アメリカだけでも2013年の時点でのデータ上は260万人以上の人が診断されているとのことです。

既に診断された方々のうち、少なく見積もっても54%の人々については、予防できていたことも報告されており、いかに生活習慣や日ごろの食べ物や食事で予防するかが問われてきています。

 

食べ物や食事と食習慣:

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンという世界的に信頼がされている有名な研究報告誌によると、脳の炎症といわれる認知症、アルツハイマー、パーキンソン病などをはじめとする脳の症状や疾患だけではなく美容や老化に関しても、食べ物や食事を口にした際に発生する血糖値の上昇の仕方の影響を大きく受けることがわかっているとのことでした。
とりわけ血糖値の上昇と大きな関連がある食べ物の例として挙げられていたのは、パンや麺類などに多い加工食品に含まれる炭水化物類で、それらの食べ物が食事の最初のタイミングから体内に入ってきた時については、血糖値が急上昇することが報告されています。

多くの専門家が伝えているように、食事の最初から炭水化物類の食べ物が入ることで、血糖値が急上昇した後、2時間もしないうちに今度は血糖値は急降下し、必要以上に血糖値が落ちてしまうことから、身体はまた何かの食べ物を欲しくなって食べてしまうことが少なくないとのことです。

とりわけ、その時に食べたくなる食べ物や食事には、炭水化物類が多く、朝からそのような血糖値のサイクルを繰り返すことが懸念されており、予防について知っておくことがおすすめといえます。

 

脳の炎症の原因と糖化:

AGEsや糖化といった言葉が時々テレビをはじめとするメディアに登場しているのをご存知でしょうか?

例えばポテトチップスや揚げ物のように油で揚げた場合などに茶色になったり、焦げたりしている部分はアクリルアミドと呼ばれる物質で、簡単にいうと身体でサビや老化、フリーラジカルの大量発生、炎症などの原因の源になっている物質としても知られています。

私も知っていてもやめられないそれらの食べ物や食事ですが、食生活が健康と大きく関係していることを考えると、少しずつでも見直しが必要と感じているところです。

糖化はグリケーション(Glycation)の表現でも知られますが、症状の例としていわれることが多い中に、フリーラジカルを多く発生させること、炎症を引き起こすこと、脳を吹き荒らすかのような状態といわれ、食事の最初に何を食べるかを知ることはとりわけ大切なように思います。

 

脳の炎症や糖化予防におすすめの食べ方:

最初から炭水化物類の食べ物を食事で食べるのではなく、少なくともサラダや野菜類、たんぱく質類、良い油などを口に入れることや、できる限りにおいてパンや麺類、お米をはじめとする炭水化物が主体の食べ物については食事の後の方にもってくることで、急激な血糖値の上昇を少しでも緩やかにすることがおすすめといえます。

そうすることで脳の炎症や糖化の進み方を少しでも緩やかにすることができそうです。

食事は野菜を多めに食べることで、結果的に低炭水化物の食事にもつながります。

日本を代表する良質なたんぱく質に納豆や豆腐、卵を使用した料理などをはじめとする食べ物がありますが、炭水化物が好きでやめられない場合には、たんぱく質を先に食べたり、同時に食べたりすることで血糖値の急上昇も制限されそうです。

また、意外かもしれませんが、脂肪が多く含まれる食べ物も質によりけりですが、良いとされています。

良い脂肪は、オメガ3脂肪酸で代表される魚、オメガ3以外でもオリーブオイルなどがありますが、近いうちにそれらの具体例も含めておすすめの食べ物や食事の例をご紹介したいと思っています。

 

近年は食事にあまり時間をかけれない場合やかけたくない、簡単に済ませたいなどの理由からも、手軽に炭水化物類がどうしても中心になりがちの食事ですが、それが続くことは血糖値の上昇にもつながりやすいために、予防の観点からも留意したいところです。

 

 

参考にした情報:
ザ・グルテン・サミット(米国開催)
2018年5月17日
トム・オブライアン博士からデビッド・パールマター医学博士へのインタビュー

 

情報ページ:オメガ3脂肪酸とは?

 

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