栄養バランスの取れた食べ物や食事が最も脳に良い理由?

2024年04月24日

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ご存じの通り、日ごろから私たちの口に入る食べ物や食事の内容や調理方法は、わたしたちの全身の健康に影響を与えます。

もちろん、脳の機能への影響も例外ではありません。

色々な食事パターンの中で、どのような食事が脳機能にとって最も最適化を探ります。

食事が脳機能や精神的健康にどのような影響を与えるのか

食品に対する好みは人それぞれですが、研究の現場では、食品の好みが脳機能や精神的健康にどのような影響を与えるのか、特定の食事が精神的健康に良いのかどうかに注目が集まっているようです。

一部の研究は、特定の食事や食品の選択が精神的健康に良いという考えを裏付けています。

たとえば、果物、野菜、魚を多く含む食事を続けると、うつ病のリスクを軽減できる可能性があることが報告されています。

一方で、脂肪や精製された炭水化物の多い食事、加工食品を食べると、このリスクが増加する可能性が増すようです。

また、食事パターンも脳の機能に影響を与える可能性があります。

たとえば、地中海食を続けることは、認知機能の低下を遅らせるのに役立つ可能性があることでも知られています。

このように、食事が脳の健康に重要な役割を果たしていることは明らかとなっています。

食事と脳の関係

より詳しく知るための研究では、対象者の好みに応じて次の4つの食事パターンで行われたようです。

-でんぷんを含まない食事
このグループは果物、野菜、タンパク質を好み、パンやパスタなどでんぷん質の多い食品に対する好みは低かったことが報告されています。

-ベジタリアン
このグループは果物と野菜を好み、タンパク質の好みは低かったようです。

-高タンパク質、低繊維
このグループはスナックやタンパク質食品を好み、果物や野菜の好みは低かったとのことでした。

-バランスの取れた食事
このグループは、すべての食品グループで同様の好みを示したと報告されています。

研究の結果、バランスの取れた食事のタイプが最も効果があったことが報告されていました。

バランスの取れた食事のグループは、ほとんどのメンタルヘルスに問題はなく、幸福度のスコアが高かったと報告されています。

また、バランスの取れた食事グループは、ほとんどの精神疾患の遺伝的リスクが比較的低かったようです。

この研究では、さまざまな食品の種類のバランスの取れた好みを備えた「より健康的な」食事は、より良い精神的健康状態、より高いレベルの認知機能、およびより低い精神疾患のリスクと関連していることがわかりました。

健康的でバランスの取れた食事とは

この研究では、健康的でバランスの取れた食事が最も脳に良いことがわかりました。

健康的でバランスの取れた食事パターンの例としてよく挙げられるのは、日本食と地中海食です。

私たちも良く知る日本食では、肉よりも魚や野菜を中心とした食品選びがメインです。

特に魚にはオメガ3が豊富に含まれることから脳にも全身の健康にもおすすめです。

また、味噌や醤油、漬物などの発酵食品が含まれることから、腸脳軸を整えることにもつながりそうです。

地中海食は、地中海地域の人々が伝統的に食べていた方法で食べることを意味します.

地中海スタイルの食事パターンでは、以下の食品を優先しています:

-さまざまな果物と野菜
-全粒粉
-豆類
-オリーブオイルやナッツなどの健康的な脂肪
-適量の魚介類
-少量の乳製品と赤身肉
-赤ワイン 適量(少量)

もちろん、地中海地域のすべての人が同じように食べるわけではないため、地中海の食事パターンは、植物ベースの食品を優先する健康的な食事の大まかなガイドとして使用することを目的としています。

いずれの食事も少し気にするだけで簡単に摂ることが出来そうです。

バランスの取れた食事を基本とすることで、より脳にとっても健康的な体を保てるということであれば、実行することの有難さが身にしみるのではないでしょうか。

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引用文献:

A ‘balanced’ diet is better than a vegetarian one in supporting brain health

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