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小魚を丸ごと食べると、がんなどで死亡するリスクが減る?

2024年07月11日

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がんを発症するリスクとがんで死亡するリスクには、多くの要因が関係していると考えられています。

その要因の1つが、私たちが何を食べるかということが多くの研究によって示されています。

健康的な食生活はがんによる死亡リスクを下げる可能性がありますが、日本での研究で、小魚を丸ごと食べると、がんによる死亡やその他の死亡のリスクが下がる可能性があることがわかったようです。

小魚を食べることによる健康上の利点を探ります。

小魚を丸ごと食べるとがんによる死亡率が大幅に低下

小魚は、長寿に良いとされており、日本食や地中海料理でよく見られる食材です。

過去の研究では、地中海式食などの健康的な食生活は、がんで死亡するリスクが低いことが示されています。

逆に、砂糖、塩、超加工食品を多く含む不健康な食生活は、がんで死亡するリスクを高める可能性があります。

そして、最近の日本の名古屋大学大学院医学研究科の研究により、小魚を丸ごと食べるとがんやその他の原因による死亡リスクが軽減される可能性があることが報告されています。

この研究では、日本の35歳から69歳までの8万人以上の参加者(男性約34,500人、女性約46,000人)の食事頻度アンケートデータを分析したそうです。

アンケートに基づいて、科学者らは、研究参加者が小魚を丸ごと食べる頻度を記録し、参加者を平均9年間追跡調査したそうです。

研究の結論として、小魚を丸ごと食べる習慣のある女性参加者の全死因死亡率とがんによる死亡率が大幅に低下したことを発見しました。

また、喫煙、BMI、アルコール摂取など死亡リスクに影響を与える可能性のある生活習慣を考慮に入れたところ、小魚を頻繁に食べる女性参加者は、あらゆる原因で死亡する可能性が低いことが分かったようです。

小魚を食べることによる健康上の利点

日本では、小アジ、シラス、ワカサギ、イワシなどの小魚を、内臓、骨、頭を含めて丸ごと食べるのが一般的です。

名古屋大学大学院医学研究科の博士課程学生でこの研究の主任研究者である笠原千夏氏はによると、これまでの研究で、魚の摂取が健康へに良い影響をもたらすことはすでに明ら​​かになっているようです。

小魚は、通常、大型魚のように乱獲されることがなく、一般的に大魚に比べて有毒な水銀含有量が低いとも言われています。

そのため比較的安心して摂取できるという利点があります。

また、丸ごと食べられる小魚は栄養値が高いことでも知られています。

小魚は、重要ななタンパク質源であることに加えて、オメガ3脂肪酸カルシウムビタミンA亜鉛ビタミンB12などの微量栄養素など、さまざまな栄養素を含んでいます。

魚全般に関連する健康上の利点は、タンパク質やオメガ3脂肪酸などの健康的な脂肪などの必須栄養素や保護栄養素の豊富な供給源であること、骨からのカルシウムやその他の多くのビタミンやミネラルの供給源であることなどがわかっています。

また多くの場合、小魚を食べるときは、果物、野菜、など、他の食品も同時に食卓に上がることも多いようです。

そのため、小魚を取り入れた食事ではほかの栄養素も豊富に摂ることができます。

また、小さな魚は、味がより濃厚で風味豊かな傾向があるため、ゆっくりと味わって食べることができ、それが満足感につながります。

これは、健康に良いと考えられている「腹八分目」にもつながるのではないでしょうか。

日本食の人気と注意が必要な食事

ありがたいことに、日本では小魚を丸ごと食べるのが普通の食習慣の一つです。

海外ではそのような食べ方をしない国も多いようです。

しかし最近では、健康上の理由からも、その味からも、日本食の人気がますます高まっています。

一方で、不健康な食品を食べるとがんで死亡するリスクが上がる可能性があることが示されています。

特に、加工肉や添加物を多く含む食材などには注意が必要です。

食べる際にはたくさんの野菜や果物と合わせて、少量でも満足できるような工夫が必要かもしれません。

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引用文献:
Eating small fish whole may reduce risk of dying from cancer and other causes

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