食物アレルギーで大人発症が増えてている原因ヒント

2019年02月08日

典型的なインドのカレーとナン Typical Indian curry set

食物アレルギーの中でも、大人になってから発症することが少なくないようです。

アレルギー物質を含む食品と大人発症の原因についてヒントが報告されています。

なぜ今になって食物アレルギーの大人発症が話題か?:
アレルギー症状というと、今では日々耳にする言葉となっていますが、数十年前に遡って考えてみた場合はどうでしょう?
今ほどは周りにもアレルギー症状を持つ人の数は多くなかったように記憶しています。
そのことと、食品アレルギー症状の大人発症について、関連はあるのでしょうか?
発表によると、食物アレルギーの大人発症については、今までにあまり研究がなされていなかったようです。

多くの場合において、食物アレルギーは子供の小さい年齢で発症が多く、それらの症状が解消される年齢もアメリカの発表では、5歳前後が多かったことも関連していたことも考えられるかもしれません。
それが、近年は食物アレルギーの発症が大人になってからという事例も増えてきていることからも、今になって耳にする機会が増えているという可能性もあるようです。
食物アレルギーの大人発症のもう1つの特徴として、男性よりも女性の方が確率としては多いようです。

数字で見る子供と大人のアレルギー発症:
では、子供と大人においてのアレルギー発症を数字で見た場合に何が違ってくるのでしょうか。
アメリカで小児科専門誌で知られているペティアトリクスの2018年12月発行号によれば、アメリカ国内においては、全体の子供の約8%程度が食物アレルギーと診断されているとのことでした。
実際はその数は少なく見積もられている可能性も高く、診断されていない子供の数を含めると10%を超えるとも伝えられています。

それに対して食物アレルギーの大人発症についての数値も発表されています。
例えば、これもアメリカでの数値で恐縮ですが、ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーションから今年2019年1月に発表されたばかりの研究発表によると、食物アレルギーを持つ大人の割合は2,600万人を超えていると報告されました。

成人での人口比率で計算すると10.8%程度は存在しているとのことです。
少し気になるのは、そのうちの約50%の人々はの食物アレルギーは大人になって発症しているということでした。
その認識は以前の食品についてのアレルギーの統計とは異なっている、つまりは5歳などの子供の年齢でアレルギーから解放されたものとは違うタイプのものということです。

食物アレルギー物質の中で大人発症の原因に多いのは?:
食べ物に対するアレルギー反応の原因となりやすい食品群も報告されています。
アレルギー反応の検査をした経験を持つ方やアレルギーなどの原因について気にされている方であれば、おわかりかもしれませんが、下記が発症の原因になりやすいと報告されている食品群です。
・甲殻類、
・牛乳(乳製品)、
・小麦、
・ナッツ、
・魚、
・ピーナッツ、
・大豆、
・卵、
・ゴマなど。

少しこの挙げられた順番に違和感を持つかもしれません。

上記はアメリカ国内におけるアレルギー反応が出ている比率を示す数値の高い順番で記載されています。
少し日本の私たちが考えていた順番や内容と違っているように感じられるかもしれません。
日本の場合は、甲殻類は以前から食べられていることや食生活に深くつながっていることもあり、もう少し数値としてはアメリカよりも落ち着いているのかもしれません。
また、魚と大豆、ゴマについてのアレルギー反応においても、日本ではもう少し出にくい症状になっていることも考えられます。
特に甲殻類と小麦については、17歳以降のアレルギー反応が出る大人発症の割合が約50%存在しているようです。

日本では、近年特に小麦類や乳製品にアレルギー反応を示す症状も報告されているようです。
原因はともかくとして、症状を少しでも減らしたい場合には、まずはその原因になっている食べ物や食事を大幅に制限することが一般的におすすめされていることです。
まずは、1つの種類について3~4週間程度、完全に止めてみることで、体調の変化に出てくることも少なくありません。
気になる場合は、試してみても良いかもしれません。

 

参考にした情報:

ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション

2019年1月号ジャーナル
ウォール・ストリート・ジャーナル記事
ライフカテゴリの中の健康
2019 年2月6日付
Doctors Surprised by Scope of Adult Onset Food Allergies

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