アレルギー反応の予防や改善と食べ物の遺伝子組換え食品

2017年08月18日

健康維持

 

アレルギー反応の予防や改善と食べ物には密接な関係が報告されています。

近年ではとりわけ遺伝子組換え食品の台頭もあり、アレルギー反応の原因にもなっているようですので食事の内容に留意することがおすすめです。

 

アレルギー反応の原因や引き金の例:

アレルギー反応を引き起こしている原因や引き金の例として挙げられる中に、食べ物や食事、強いストレス、睡眠不足、食品添加物、便秘や下痢をはじめとする腸内環境の低下、日用品に含まれる化学物質、運動不足や肥満、続くトラウマ、大気汚染、帝王切開による出産、喫煙や過度なアルコール摂取などがあります。

それらの中でも健康を大きく左右されやすいのは、食事の影響が80%近くになるとも報告されますので、アレルギーの予防や改善を考えた場合には食べ物や食事の内容を見直してみることがおすすめといえます。

その場合、何かを足すことで予防をしたり改善になることを期待しがちですが、おすすめはアレルギー反応の原因となっている物質やことがらを取り除くことといえます。

アレルギー反応の原因となっている物質やことがらを取り除かない限りは、一時的には改善されたように見えたとしても根本的には変わらないことや、かえって悪化することになる可能性も考えられます。

 

アレルギーと食べ物の過度な遺伝子組換え:

アレルギー反応と関係している食べ物はさまざまな報告が有りますし、個々によっても違うためにまた別の機会に譲るとして、一般的に知られているのは小麦、乳製品、大豆などが良く耳にする食べ物ではないでしょうか。

アメリカでは特にそれらは過度な遺伝子組換えがなされたこともアレルギー反応の原因となっているとも考えられているようです。

小麦にしても大豆にしてもアメリカでは90%以上が現在は遺伝子組換え食品に取り代わっているともいわれていることを考えた場合、そのような考えに至ることも不自然とはいえません。

遺伝子組換え食品で他にアメリカで報告されるのは、トウモロコシ、カノーラ(キャノーラオイル)、一部のパパイヤ、ポテト、砂糖、ズッキーニ等に加えて2015年からは一部のリンゴも加わったことで知られます。

乳製品に関しては、牛乳のようにそもそも消化に時間がかかってしまうと考えられている飲み物や飼育の段階で使用される多くの薬剤、カビや酸化などの影響も考えられるかもしれません。

 

遺伝子組換え食品の功績:

遺伝子組換え食品は必ずしも悪いことばかりではありません。

遺伝子組換え技術ができたおかげで、世界でもより多くの人びとの命を救ってくれていることも報告されますし、今迄は天候や季節等の影響が不作を招いた場合には全然食べることができなかったものの、食品自体を強くしたことや収穫する回数が増えたおかげで世界の地域に行き渡るようになったことも有名な話しです。

小麦を例にしても、小麦粉を使用して作られるパンや麺類、スナック菓子、わたしたちが好きなスイーツなども遺伝子組換え技術が無ければ、現在のようにいつでも手軽に安く食べることはできなかったことが考えられますし、世界の地域によってはそもそも小麦を入手することすらできなかったかもしれません。

遺伝子組換え食品とは少し違いますが、養殖についても同じようなことがいえます。

養殖技術の発展によって私たちがよく食べるお寿司は手頃な価格で食べることができていると考えることができます。

 

遺伝子組換えについて報告されている例:

3,600人を対象にしたアメリカで行なわれた調査報告によると過度な遺伝子組み換えを取り入れた場合に次のような報告がなされました。

胃腸の働きの低下、アレルギー反応、エネルギーの低下、脳モヤ、体重の増加、不安や心配とうつ症状の増加、免疫力の低下など。

また豚を使用した他の実験では、細胞に傷、胃腸壁の乱れによる腸管漏れのLGS(リーキーガット症候群)で腸内からさまざまな物質が血液中に流れ出すことも確認されたようです。

遺伝子組換え食品をつくるさいに使用される除草剤の中には強力なものもあり、それらの毒性がホルモンの乱れの原因となって、幸せホルモンで知られるセラトニン、睡眠ホルモンで知られるメラトニン、ドーパミンなどに影響が出たことが報告されています。

セラトニンの90%は腸内でつくられていることや、睡眠の質と関係が深いメラトニンの乱れは体調を崩しやすくし、アレルギー反応の原因にもつながることが考えられます。

 

現代の生活は便利で食べ物の多く、情報も探そうとすれば探せるためにアレルギー反応の予防などについても情報を入手することが可能な時代となりましたので、気になる場合は一度調べてみることもおすすめです。

 

参考にした情報:

ヒーリング・ハシモト・サミット(米国開催 原文英語)

ジェフリー・スミス医学博士

2016年6月16日

2023年7月10日更新
 

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