ビタミンD3と注意欠陥多動性障害(ADHD)

2018年11月22日

vitaminD

ビタミンD3の摂取は、子供の注意欠陥多動性障害(ADHD)にも効果を及ぼすのでしょうか?
ADHDとは、何度言ってもうっかりしてしまう不注意や、じっとしていられない多動性などを特徴とする疾患の一つで、ADHDと診断される子供は、この20年間で7倍ほどにまで増え続けています。

 

また、これまで子供の問題と思わてきましたが、近年は大人のADHDと診断される方も増えてきており、大人の間でも徐々に注目が集まっています。

 

その原因や対処法は、食事や環境によるところが大きいとされています。

 

ビタミンD3について:

ビタミンDは太陽のビタミンともいわれ、唯一私たちの体内で形成することが可能なビタミンの一つです。

ビタミンDは太陽の光を直接浴びることにより、体内で作られます。

一日に必要なビタミンDを補うためには、大体一日に20分程度の日光浴が必要と言われています。

また食物では、肉類やいわし、鮭、さんまなどの魚に含まれる成分で、ほかのビタミンとは異なり、野菜には含まれないのが大きな特徴です。

ビタミンDは、他国の人に比べ、日本人には不足している例が多く見られる傾向だそうです。

その理由は、美白ブームや健康の面からも紫外線の悪影響に注目が集まり、日光を浴びる機会が減ってきたことや野菜中心の食生活による動物性たんぱく質摂取の減少などにもよるものだと思います。また、体内のビタミンDは、加齢によっても減ってしまうそうです。

 

ビタミンD3とADHD:

ADHDの症状の緩和にはグルテンフリーの食事や、腸内環境改善の乳酸菌を摂取することなども大切とされていますがビタミン類、特にビタミンDの栄養素も大きなカギを握っているようです。
ビタミンDを摂取すると、体内でドーパミンやセロトニンといったホルモンの増加が期待できます。

これらのホルモンには、ADHDの症状を緩和させる効果が期待できるとされているのです。

ビタミンD3によるADHDの症状改善については、海外でも多くの研究がなされています。

その結果、ビタミンD3の摂取により特に不注意症状の改善に効果を及ぼしたとの研究結果も出ています。

 

ビタミンD3のその他の役割:

ビタミンDは、体内でカルシウムを血液中に取り込むように働くことから、ビタミンDの一般的に知られる役割には骨格を強化するというものがあります。

また、免疫力アップやインフルエンザなどの感染症の予防などにも効果が期待できるようですので、ADHD関連だけでなく、これからの季節にも非常に重要なビタミンであることは確かです。

 

 

参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30456564

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3D

 

 

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