ビタミンDと自閉症と子供と栄養素

2015年06月10日
太陽の光と家族

子供と太陽の栄養素

 

 

●自閉症と子供:
アメリカ政府管轄下にある疾病管理予防センターが報告した2014年3月27日の発表によると、アメリカ国内では自閉症と診断される子供の数が増加の一途をたどっており、直近二年間の調査でも約30%自閉症の子供の数が増加していると報じられています。

アメリカでは以前から自閉症の子供の数が増えてきていることに対しての懸念とその対策に力を注ぎ始めていたこともあって、近年における子供と自閉症の関係についての調査対象も増えてきているように思います。

 

 

●自閉症とビタミンDの関係?:
今回の調査ではビタミンDが欠乏することで自閉症のリスクを高めている傾向の1つとして専門家からの意見も出ており、その要因として考えられるのは子供が内向き傾向にあり、日中や休日における時間の過ごし方も一昔のように太陽の下で日光を浴びながら気にせずに遊ぶというよりは、屋内での時間の費やし方がとりわけ子供においては影響を被っているのではないかとも考えられています。
●統計上の数字:
ちなみに疾病管理センターが公表したデータでは2012年に行われた前回の自閉症調査では人口88人に対して1人の割合と統計上はされていましたが、今回発表された2013年度版では68人に1人の子供が自閉症と診断されており、直近で30%も増加したことが数字上ではありますがうかがえます。
●ビタミンD不足と自閉症?:
男女のセグメント別では男の子よりも女の子の方が自閉症の確率が高く、人種では白人が多人種を上回る確率であると発表されています。

 

今回の運営組織の中で評議員を務めたビタミンD評議会所属のジョン・キャンデル医学博士の見解でもビタミンD不足について高い可能性を示唆しており、今後の更なる研究の必要性について述べています。

 

 

●ビタミンDの補給:
仮にキャンデル博士の仮説が的を得ているとした場合、ビタミンDを補給することが自閉症の子供たちに必要とされることとなります。

 

ビタミンDは上記にも記載されるように日光と関係のある栄養素です。

 

別名を太陽のビタミンDとよばれるほどに深く関わりがあり、一日20分程度直接的な太陽の日光浴をすることで子供の体内にはビタミンDがつくられると言われています。

 

体内への吸収は手のひらからが効率が良いと言われます。

 

日本においてはまだトレンドになってはいませんが、アメリカやヨーロッパではマルチビタミン&ミネラルのようにビタミンDをサプリメントで補うことが今まで以上に一般的になってきており、冬のインフルエンザの時期ともなるとビタミンDのサプリメントの売り場は拡がり、人気もそれと共に大きくなります。
●効率的なビタミンD摂取:
太陽の光はあくまでも屋外で浴びることでビタミンDは体内で合成されると言われており、屋内で窓越しに当る日光浴ではつくられず、またビタミンDについては体内にずっと蓄積することができないために日々の日光浴が必要です。

 

とはいえ、20分程度であれば一般的には学校の行き帰りや学校での活動でも満たされるのではないでしょうか。

 

効率的なビタミンDの摂取は手のひらからの太陽の吸収が高いとされていることもあり、自閉症の子供に限らず有効な手立てともいえます。

 

食事では魚や肉類、乳製品にビタミンD栄養素は含まれています。
2014/09/08の更新版です。

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