乳がんリスクや可能性を減らすオリーブオイルを含む食べ物や食事?

2018年11月02日

脂質

乳がんのリスクや可能性を減らすかもしれないという報告がありました。

それはオリーブオイルの摂取や同オイルを含む食べ物や食事と乳がんとの関りを調査した結果からです。

 

乳がんのリスクや可能性とオリーブオイル入食べ物や食事の調査報告:

オリーブオイルを含む食べ物や食事を日ごろの食生活に取り入れることは乳がんのリスクや減らす可能性という報告です。
世界的に定評があるJAMA(ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)インターナショナル・メディスンの2015年9月14日付けに発行された記事によるものです。
調査はスペインの大規模な予防のための臨床実験の一環として、PREDIMEDによっておこなわれたものです。

報告によると、スペインに住む女性で伝統的な地中海料理にエクストラ・バージン・オリーブオイルを加えることで乳がんになった女性は他の被験者グループよりも少なかったというものです。

おこなわれた調査では、スペインに住む60~80歳の約4,300人の女性について、日々の食べ物や食事にエクストラ・バージン・オリーブオイルを追加したグループ、オイルの代わりにナッツを追加したグループ、それらの脂肪酸を減らすように言われたグループの合計3つのグループに分けて、5年間の経過を調査したものでした。

 

その5年の期間中に乳がんと診断された女性の数は35名で、エクストラ・バージン・オリーブオイルを食べ物や食事に加えた女性のグループだけが、他の2つのグループよりも乳がんと診断された女性が62%も低かったという結果が導かれたということからも、オリーブオイルは乳がんのリスクや可能性を減らす働きをしている可能性があるということが書かれていました。

 

ちなみに同じ脂肪酸でもナッツを積極的に摂取したグループにおいては、おこなわれた調査では食べ物や食事で脂肪酸を減らすようにいわれたグループと変わらない結果が導き出されたということでした。

 

スペインに住んでいる女性はわたしたちと食べ物や食事だけではなく生活習慣なども違うことに加えて、4,300名の比較的少ない女性に対しての調査であったこと、それに5年という短い期間というなどからも、エクストラ・バージン・オリーブオイルが女性の乳がんのリスクや可能性を減らしていたり、予防につながっているかどうかの本当のところはわからないかもしれませんが、オリーブオイルそのものを食べ物や食事で摂取することでの安心感が生まれたかもしれません。

 

参考にした情報:
ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション・インターナショナル・メディスン(原文は英文)
2015年9月14日付け発行
ハーバード・メディカル・スクール発行ハーバード・ヘルス 女性の健康2015年11月号
オリーブオイル消費と低乳がんリスク

 

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