カンジダ過多を防ぐ栄養素予防のヒント

2021年09月04日

細胞の健康に食べ物や食事栄養素

カンジダ菌は誰の体内に存在する常在菌です。
健康な人であっても30~70%の人に発生する微生物で、通常は無害です。
ですが、カンジダ菌が優位のカンジダ菌過多の状態になることにより、問題を引き起こす場合があります。
カンジダ菌が優位の状態での症状を引き起こさないための栄養素の予防方法や食生活についての報告から健康のヒントを探ります。

1.抗生物質の不使用

通常は無害のカンジダ菌ですが、免疫系が弱っている場合や抗生物質の使用などによりカンジダ菌が優位のカンジダ菌過多の状態にるとトラブルが発生する場合があります。
特に、抗生物質の使用によって健康な腸内微生物叢のバランスを乱し、腸の粘膜バリアを破壊することによってカンジダ菌が優位になる可能性が高まります。
けがや病気などで抗生物質を処方されたことのある方は多いかと思いますが、抗生物質を使用することにより腸の健康が著しく乱れます。
その庁が元通りになるのには半年以上がかかるとも言われています。
抗生物質の使用の際は、医師との話し合いのうえ慎重に取り入れることをおすすめします。

2.有効な食事や成分

カンジダ菌が優位の状態を予防、もしくは緩和するためには以下のような食品がお勧めです。

プロバイオティクス
プロバイオティクスの摂取は、とても安全性の高い治療法の一つです。
特に、下記のプロバイオティクスは注目を集めています。
ラクトバチルス
ビフィズス菌
サッカロマイセス ブラウディ(酵母菌)

オレガノオイル
オレガノも、抗カンジダの抗菌活性を持っています。特に、オレガノオイルは非常に有効ということがわかっています。

カプリル酸
カプリル酸も、抗真菌効果を発揮することが示されています。カプリル酸が多く含まれるのは下記の食品です。

– 中鎖脂肪酸
-バージンココナッツオイル

初乳
ラクトフェリンは様々な病原性カンジダに対して抗真菌効果を示すが含まれています。
一般的な抗真菌薬との相乗効果を有することも示されています。

パウダルコ
パウダルコは、アマゾンの熱帯雨林や南米の他の地域に生息する低木です。
内皮から抽出される成分は、強い抗炎症および抗真菌効果があることがわかっています。

ブラッククルミ
-ブラッククルミは寄生虫を治療するために使用された歴史があり、強い抗真菌特性を示すことが示されています。

ビオチン
– ビタミンB7とも呼ばれるビオチンは、抗真菌剤と考えられているわけではありませんが、
従来の抗真菌治療では効果を感じられない人がビオチンの使用により反応する可能性があることが示されています。

まとめ

抗生物質の不使用や、効果的な食品を取り入れることでカンジダなどの真菌の異常繁殖を抑えることが可能かもしれないことがわかりました。
ですがもちろん、毎日の食生活や生活習慣が基本となることは間違いありません。
肉、魚、野菜、ナッツ、穀物、油などをバランスよく摂取すると同時に、砂糖や加工食品を最小限に抑えることが、カンジダ過多を防ぐヒントになるかもしれません。

引用元:

Candida Overgrowth – Herbal Medicine to the Rescue!


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24789109/

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