肺がんリスクをタバコ以外の食べ物や食事で減らすおすすめ

2020年02月10日

食べ物

肺がんになるリスクはタバコを吸う人は高くなることは知られています。

食べ物や食事で肺がんのリスクを下げるためにおすすめされる食品も報告されています。

 

大規模な世界的な調査で明らかになった肺がん予防の食べ物?:

肺がん予防や肺がんのリスクを下げたい場合、最初に思いつくのはタバコをやめることでしょうか。

がんについての調査報告を探していると、世界的な大規模調査の中に一定の食べ物で肺がん予防になるおすすめが紹介されていました。

 

肺がん予防と肺がんになる可能性を減らすおすすめ食べ物の報告:

欧米やアジアで144万人以上の食べ物や食事の分析調査の結果、肺がん予防や肺がんになる可能性を減らすのにおすすめできる具体的な食べ物が導き出されたようです。

その食べ物を分類に分けるとプロバイオティクスのエサになるプレバイオティクスと、プロバイオティクスそのものでした。

具体的な食品群としては、食物繊維がプレバイオティクスの主な食品群となります。

またプロバイオティクスの代表食品としては、ヨーグルトが挙げられました。

プレバイオティクスとプロバイオティクスは、腸内の菌や代謝経路に様々な形で有益に働くことが報告されてきました。

今回の調査では、関連性や理由はともかくとして、2017年から2019年の期間中、144.5万人の成人を対象とした調査では、食物繊維とヨーグルトがそれぞれに有益であることが導き出されたようです。

調査に協力した平均年齢は男性で57.9歳、女性では54.8歳でした。

最も食物繊維とヨーグルトを食べたグループでは、それらを全然食べないグループと比較した場合に、肺がんになる確率が30%も違う結果となったということでした。

そのことからも、肺がんの予防にプレバイオティクスとプロバイオティクスの食品群は、更に良い組み合わせとして考えられるそうです。

 

ヨーグルト以外のプロバイオティクスの食べ物:

では、プロバイオティクスとして、ヨーグルトが肺がんの予防となり、リスクを下げるということはわかりましたが、中には乳成分のカゼインにアレルギー反応する人もいらっしゃいます。

カゼインにアレルギー反応がある場合、ヨーグルトはおすすめ食品とはいえ、おすすめというわけにはいきません。

そんな方には、他の野菜などを発酵させた食べ物のいわゆる発酵食品がおすすめです。

和食は発酵食品の宝庫ですので、特におすすめといえます。

 

情報源:
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/article-abstract/2753175
JAMA Oncol. オンライン版 2019年10月24日
doi:10.1001/jamaoncol.2019.4107

 

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