体内ビタミンDが低いとがんのリスクが高くなる可能性

2019年08月30日

太陽の光

体内の血中ビタミンDの値が低くなるにつれて、がんを発症するリスクが高まるという報告と共に、高いビタミンD値はがんになるリスクを下げているということが報告されています。

体内のビタミンD:

ビタミンDは海外では数十年も前から人気の話題ですが、日本ではさほど耳にする機会はありません。
ビタミンDが人気になっている1つの理由は、以前と比較して、現代生活では室内で過ごす時間が圧倒的に増えていることが挙げられます。
そのことは、体内の血中ビタミンDが下がることと関連性があるのでしょうか?
太陽の光を浴びることで、私たちの身体は皮膚を通してビタミンDを作るようにできています。
太陽の光を浴びない時間が増えるほど、血中のビタミンDは低くなる可能性があるようです。

人間以外の例では、布団や洗濯ものを例に考えることができるかもしれません。
太陽の光を浴びることで、消毒や殺菌が見込め、抗炎症作用があるといわれます。

がんとビタミンDの日本の調査報告:

がんとビタミンDについての報告の中に、日本の公衆衛生センターの研究データを分析した調査報告があります。
被験者年齢40~69歳で3万3千人以上の血液サンプルと彼らのビタミンD値を4分類として解析された調査データです。
その結果、ビタミンDの値が高い男性グループにおていは、がんを発症したリスクが20%も高かったとのことです。
その調査では、特に男性の場合は、ビタミンDの値と肝臓がんのリスクに関連性が高かったようです。

 

海外ビタミンDとがんの関連性例:

海外の調査報告では、ビタミンDが低い状態の方が全体的な死亡率やがんのがんの発生率が高くなるという結果もありますし、一貫性が無いという報告もあります。
専門家の中には、ビタミンD栄養素を1,000~4,000IU摂取することは、体内のビタミンDを健康的なレベルに保ちやすいという考えもあるようです。
また、一定量以上増えた場合でも、有益でないという言葉や懸念につながるという内容もあります。

上記の報告では、ビタミンDが低いことでのリスクは考えられそうですが、まだビタミンDとがんの関連性を決定的にするとは言えませんので、今後の更なる調査報告が待ち望まれる分野といえそうです。

 

参考にした情報:
https://www.health.harvard.edu/cancer/enough-vitamin-d-may-protect-against-some-cancers
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26319903
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22276021
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18034918
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15868450

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