お腹周りの余分なぜい肉が認知機能と関連の可能性?

2018年11月12日

SIBO

お腹周りに付いているぜい肉が多ければ多いほど年齢を重ねると認知機能に影響を与えていたり、関連している可能性があるとの報告が存在しています。

 

余分なお腹周りの脂肪とBMI:

お腹の周りに付いたぜい肉の量が適正かどうかを判断する世界的な基準はBMIという指数で表現されています。

BMIは英語でBody Mass Indexの略称ですが、日本語ではボディマス指数とも呼ばれていますが、あくまでも大人向けにつくられているものです。

BMIまたはボディマス指数の計算は体重と身長だけの数値を用いて計算できるために、簡単に割り出すことが可能です。

ボディマス指数を計算する方法は下記のとおりです。

BMI(ボディマス指数)= 体重kg ÷ (身長m)の2乗

 

また、適正体重を知りたい人のための計算式は下記のとおりです。

適正体重= (身長m)の2乗 ×22

 

上記の数式を用いて算出するのですが、適正体重か、体重過多や肥満なのかは国によって基準が違っています。

日本の場合には、西洋諸国よりも厳しい?基準ともいえそうです。

 

日本肥満学会のおすすめでは、BMI指数が22程度であることが標準体重とされていますので、世界的に考える場合には、ちょっと細めくらいにみえるかもしれませんし、一般的な40~50代の中肉中贅の体形や体質であれば、BMIが25を超えている場合も少なくないのではないでしょうか?。

 

ちなみにボディマス指数が25を超えると肥満として考えられているのは、結構厳しい数値ともいえるかもしれません。

BMIを計算したら、25前後だった私の言い訳を1つだけさせてすると、世界的にはやせ型よりも少しぜい肉が付いている方が長生きな傾向にあるともいわれる点でしょうか。
なお、肥満の逆ともいえる低体重の場合を示すBMI指数は18.5程度になっています。

 

認知機能との関連の可能性?:

栄養について世界的に評価が高い専門誌の1つでもあるブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ニュートリション誌が今年の9月14日号で報告している内容では、60歳以上の5,186名に対して行った調査によると、BMIの数値が高い人の方が記憶力や集中力における指数が低く、結果として認知機能に影響を与えている可能性があるのでは?ということでした。

 

ただし、同時に考えておきたいことの1つに筋肉の量や質があります。

脂肪よりも重さがあるといわれている筋肉量が多い場合には、体重にも反映される可能性があり、脂肪と筋肉の比率などについてはBMIの計算式に含まれていませんので、どのように影響があるかはわからないといえそうです。

筋肉がなく、脂肪のかたまりでお腹周りが大きくなっている場合は、炎症との関連の可能性もあり、留意することがおすすめといえます。

 

参考にした情報源:
ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ニュートリション
2018年9月14日号

ハーバード・メディカル・スクール
ハーバード。ヘルス・パブリッシング
メンズ・ヘルス・ウォッチ
2018年11月号

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