認知症を避ける予防におすすめの食べ物や栄養素

2017年08月30日

健康

 

認知症を避けるための予防におすすめされている食べ物や栄養素についての報告があります。

健康的な脳機能を保つのは食べ物に含まれる栄養素も関係していることが考えられます。

 

70歳を迎える前に4分の1の人がアルツハイマー型認知症と診断されているというアメリカのニュースが話題を呼んで以降、同国では脳の健康を保つための予防をはじめとするさまざまな調査報告が増えているように思います。

日本でも認知症についてはテレビをはじめとするメディアでよく見かけます。

脳の機能を健康に保ちながら、認知症をはじめとする症状や疾患を予防するためにおすすめされているものごとの例がありますのでご紹介いたします。

私たちの健康を左右する6割以上を占めていると報告されているのは、私たちが引き継ぐ遺伝子や生活習慣ではなく、最も影響を受けているのは食べ物や食事であることがわかっています。

 

昔と今の食べ物や食事の内容:

30年ほど前にさかのぼると認知症という言葉は今ほどの頻度で耳や目に入ってくることはなかったのではないでしょうか?

それよりも以前になると更に少なかったように、実際に認知症にかかっていたヒトの数も今よりも少なく、70歳を迎えるまでに認知症と診断された割合は数十人に1人であったことが報告されています。

現代と昔の食べ物や生活環境で大きな差となって表れてきているという見方が後を絶ちません。

その昔には、現代のような食べ物を口にすることは無かったことを今の70代以上の方々からお話しいただくことはないでしょうか?

生活が豊かになり、食べ物の選択が増えたことは良かったと言えますが、同時に副産物も生まれているようです。

今と昔の食べ物の違いの中に代表される食べ物として、昔は食べ物そのものの形でいただくことが多かったことは明らかです。

また現代のような人工的につくられた食べ物や油なども無く、自然界で採れた食べ物や油を口にしていたはずですし、炭水化物も今のように精製された状態で食べてはこなかった時代でした。

遺伝子組み換えがなされた食べ物も近年の技術の発展に伴って活かされてきたものといえます。

脳の健康や認知症に関係があると報告されている食べ物の中でもよく見かけるのは下記のようなものです。

 

脳に関係が大きい油:

私たちの脳の多くは脂肪でできています。

身体は過去に食べてきた食べ物でできていることを考えると、日頃の食べ物に含まれる油は脳に大きな影響を与えていることがわかります。

脳の健康や認知症の予防に関わらずおすすめされる油と避けたい油があるようです。

 

おすすめされる油の例:

魚油のオメガ3、エゴマ油、亜麻仁油、ごま油、ココナッツオイルやMCTオイル、バター、納豆等の自然食品に含まれる油、昔ながらの卵、ナッツ類、昔ながらの飼育法で育った動物肉に含まれる脂肪、アボカドなど野菜に含まれる自然な油など

 

避けたい油の例:

マーガリンなどのトランス脂肪酸を含む産業用につくられた人口油、キャノーラやコーン油などスーパーで大きなプラスチック製の容器に入ってセールの対象などで安価に売られている油、バター風など。

 

その他におすすめされる食べ物:

自然界の野菜や果物。

特に新鮮で昔ながらの農法でつくられていれば尚おすすめ。

他にも今回のように脳の健康や認知症に関係が大きいと報告されているマグネシウムをはじめとするミネラル類やビタミンを豊富に含む食べ物。

わかめなどの海産物や昔ながらの発酵食品。

ショウガやにんにくなど炎症を抑える効果が考えられる薬味などの食べ物。

 

制限したい食べ物:

加工された食べ物や精製された食べ物。

特に小麦に含まれるグルテンや乳製品をはじめとする不耐性や、アレルギー反応の原因となっていると考えられる食べ物。

品種改良や遺伝子組み換えが進んだ食べ物。

人工的なエサや薬剤を多く使用して作られている動物類。

食べてすぐに血糖値を上げたり、インスリンが必要となる糖度やGI値(グリセミックインデックス)が高く炎症を引き起こしやすかったり、原因となる食べ物。

など

 

脳の健康や認知症などの予防におすすめされる食べ物以外のものごと:

歩くことや掃除を含めていえる身体を動かすことや運動。

ビタミンDの値を増やすことで知られる太陽の光に浴びることや日光浴。

1日7時間以上の睡眠。

化学物質を含む薬品や日用品使用の制限(掃除や洗濯、洗い物、お風呂等で使用する日用品も含めて)。

農薬や水銀をはじめとする重金属が体内に入らないようにしたり、排出されやすい身体づくり。

台所で使用する容器の見直し(プラスチック製容器やサランラップ、アルミ製を控えてガラス容器などに)

ストレス管理

など

 

脳の健康や認知症の予防、近年の報告では認知症の改善も含めて食べ物や生活習慣を見直すことで状況を変えることが出来ることが報告されていますので、実践してみることをおすすめいたします。

 

 

参考にした情報:

アルツハイマー型認知症は予防可能

原文:Alzheimer’s Disease – Yes, It’s Preventable!

ジョセフ・メルコーラ医学博士

2014年5月22日の記事

 

オメガ3脂肪酸とは?

ビタミンDとは?

マグネシウムとは?

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