自閉症スペクトラム障害の子供と食事の栄養素

2017年06月19日

子供の食事と健康

 

自閉症スペクトラム障害はASDとも呼ばれ、子供の15人に1人が自閉症スペクトラム障害になると予測されるアメリカでは、自閉症やADHDと食事や栄養素についての関係性などをはじめとする研究や報告が多く存在します。

日本でも同様に増えていくことが予想でき、報告から学んでヒントとなればと思います。

 

自閉症スペクトラム障害(ASD):

自閉症スペクトラム障害(ASD)は主に子供に多く、一般的には7歳前後に認識されることが多いことが報告されているようです。

早い子供では3歳頃から自閉症スペクトラム障害やADHDも含めて診断されることも少なくなく、早く診断される方がその障害は深いという報告もあります。

一般的に自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供たちは、社会との向き合い方が苦手であったり、学習障害やちょっとした振る舞いが他の子供たちと違ったり、何かに集中しやすかったり、その反対に興味の無いものごとには関心を示さなかったり、一般の子供たちに比べると物事への認識や会話が年齢的に遅れていることなどが報告されています。

 

自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDの子供が増えている?:

アメリカの報告によると、アメリカ国内だけのデータになりますが、1975年には自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供の数は5千人に1人だったものの、現在は少なく見積もっても68人に1人の子供が診断されていることが報告されています。

今から15年以内の2032年までには10人に1人が自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断され、2045年までに子供全体の50%にあたる2人に1人の子供たちが診断されることになると予測されています。

日本でも正確な数は把握できていませんが、少しずつ増えているようにも思えますし、近年では自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDの子供の幼稚園や学校も増えつつあるようです。

 

増えている原因?:

自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDと診断される子供たちの数が増えている原因としては様々報告されているものの、何かが1つが原因になっているというわけではなさそうですが、近年の報告の中にはよく言われることがいくつか存在しているように思えます。

その原因の1つとしてアメリカで報告されたのは、帝王切開による出産で生まれた子供たちは自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDになる可能性が一般の子供と比較した場合に高くなっているということです。

他の報告によると、母親が妊娠している期間中にビタミンDの値が低い場合に子供たちは自閉症に近い障害となる可能性が高まるというものも存在するようです。

脳の専門家医であり日本でも著書が人気になったデビット・パールマター博士の報告では帝王切開の出産によって生まれた子供は他の子供たちと比較した場合に、50%の確率で肥満になりやすく、2倍の確率で自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されやすく、3倍の確率でADHDと診断されていることを報告されています。

他のアメリカ組織による発表の中には過度な抗生物質や予防接種ワクチンなどの影響によって増えているというものもあれば、大気汚染や化学物質が増えたこと、食生活の変化によるものなど様々です。

2012年にアメリカで報告された報告の中には遺伝子組換え食物による影響を唱えるものがありました。

2012年時点ではアメリカの全ての生産量の中で遺伝子組換えされたトウモロコシは全体の85%を占め、大豆は90%が遺伝子組換え大豆で、コットンも90%が遺伝子組換えであることが報告されており、それらの影響が子供たちだけではなく、大人の健康にも大きく影響しているのではないかということでした。

 

アレルギー反応と自閉症スペクトラム障害(ASD):

遺伝子組換え食品の場合は特に食べ物に含まれている場合には体内で身体は不自然な食べ物であると理解するともいわれ、そのために消化や吸収に余計なエネルギーを消費することも報告されているようです。

子供が自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDと診断された場合に、食べ物を見直すことが最も大切なことであることを説く研究者は少なくありません。

特にアレルギーの原因となっている食べ物が特定されている場合には、それらの食べ物や食事について制限をすることを選択に入れることをおすすめしています。

アレルギーの原因として良く言われる例としては、小麦と乳製品であることが多く、他の食べ物では卵や大豆、とうもろこし、シュウ酸が多く含まれる食べ物で知られるほうれん草やピーナッツ、トマトやジャガイモ等も挙げられることがあります。

アレルギー反応が出るかどうかは別として、制限される食べ物以外では、殺菌や除菌剤、消臭剤、過剰な薬、シャンプーや洗剤などの日用品、カビやホコリなども例に挙げられることも少なくありません。

 

食事を補う栄養素とサプリメント:

自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDと診断される子供の中には食べ物の好き嫌いや食物の香りが苦手な子供も少なくありません。

そのような場合に栄養を補助する役割でサプリメントがおすすめされる場合もあります。

自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDの子供たちにおすすめされる機会が多い栄養素としては下記のような栄養素が含まれます。

カルシウムとマグネシウムビタミンDをはじめとするビタミンやミネラル類、コエンザイムQ10、DMG/TMG、葉酸、Lカルニチン、EPAとDHAのオメガ3脂肪酸、プロバイオティクスなどの栄養素。

 

日本においても自閉症スペクトラム障害(ASD)やADHDと診断される子供の数は増えて行くことが予想されているために、今後も報告される研究や論文の中から食べ物や食事、生活習慣のように実行しやすいことを中心にご紹介したいと思います。

 

参考にした情報(全て英語が原文):

脳と腸の関係性について デビット・パールマター医学博士 2016年4月30日

自閉症とADHDの特別な食事(ダイエット) ジュリー・マシュー 2016年2月23日

有害物資と慢性病の確率の増加 ウイリアム・シャウ  2016年2月23日

自閉症の助けとなる10のシンプルな方法 アーメン・クリニック 2017年4月18日

 

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