ストレスホルモンのコルチゾール管理とエイジングケア

2017年06月16日

ストレスケア

ストレスが多くなるにつれてストレスホルモンの名で知られているコルチゾールも上がることがわかっています。

健康で若々しくいるためのエイジングケアにはストレスホルモンのコルチゾールを知って管理することがおすすめです。

 

ストレスの原因は人によってさまざまですが、ストレスが上がるにつれてストレスホルモンのコルチゾールも上がるために、長く続く場合には健康への影響が気になるところです。

ストレスのレベルが上がり、コルチゾールの値も上がることは下記のような症状も発生しやすいためにエイジングケアにも関係してくることが考えられます。

・食べ物の消化不良が発生しやすくなる。

・食べ物が吸収不良を起こしやすくなる。

・便秘や軟便になりやすくなる。

・血糖値が上がりやすくなる。

・感情が不安定になりやすくなったり、ネガティブな考えを起こしやすくなる。

・怒りっぽくなりやすい。

・睡眠への影響が出やすくなる。

・生活のリズムが乱れやすくなる。

・疲れやすく感じたり、疲れやすくなりやすい。

など

 

ストレスは連鎖を生みやすい?:

上記に挙げた内容はストレスの影響を受けやすい代表例ともいえますが、それらは別々に発生しているというよりも、つながっていたり、いわゆる連鎖しているということのほうが正しい表現といえるかもしれません。

例えばストレスレベルが上がってストレスホルモンのコルチゾールが上がっている場合には、食べ物が消化されにくくなったり、食べ物に含まれる栄養素が吸収されにくくなることは身体にとっては負担となり、情緒不安定になりやすく、睡眠も影響を受けやすくなることが考えられますために一見すると別々の行動のように見えても、実際のところは連鎖しているようにも見えます。

 

コルチゾールとホルモンと副腎について:

ストレスが上がることでストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールのレベルは上がりやすいことは上記にも述べたとおりですが、特に疲れやすくなる疲労感とコルチゾールは密接な関係にもあります。

それは私たちの体内で疲れや感情と関係する交感神経の刺激によって分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンは、1つがわずか4gしかない小さな副腎によって大きく左右されていて、慢性的な疲れのいわゆる慢性疲労は副腎と深いつながりがあることが関係しています。

副腎皮質からは30以上ものステロイドホルモンが存在するといわれるものの、その中でもとりわけ重要といわれるのがコルチゾールのようです。

一般的な健康の人のコルチゾールは、朝に近い夜中から午後になるにつれて徐々に低くなって行く右肩下がりのカーブを描くことで知られていますが、ストレスが多かったり高かったりすることは副腎疲労も招きやすくすることもあって、コルチゾールのカーブが乱れることが報告されています。

そのような不安定な状態が消化不良や吸収不良などにもつながったり、睡眠への影響が出やすくなったりすることにつながるといわれます。

 

睡眠が意味することと睡眠の影響:

数年前から睡眠の大切さを伝えられているように思います。

人気になっている本の中でもよく書かれているのは睡眠の大切さです。

例えば欧米の経営者のようにどれだけ忙しい生活をしていても、睡眠だけはしっかり8時間程度確保する人も少なくありません。

睡眠不足はストレスが溜まりやすく、ストレスホルモンのコルチゾールが乱れやすくなるだけではなく、睡眠時間が短くなることは集中力や気力などにも大きな影響を与えることがアメリカ政府系機関による集中力と気力が問われる射的を用いた調査でも下記のように報告されています。

睡眠時間が7時間 → 98%の正確率

睡眠時間が6時間 → 50%の正確率

睡眠時間が5時間 → 28%の性格率

 

上記のようなことからも、ストレスホルモンのコルチゾールがいかに日々の私たちの感情や健康、エイジングケア等に影響を与えているかがわかるのではないでしょうか。

 

 

参考にした情報:

「長寿とアンチエイジング」サミット(2016年6月14日 米国開催)

リタマリー・ルーカルゾ博士

 

ガイトン生理学 第77章 副腎皮質ホルモン p.999

 

エーメンクリニックによるウェビナー

2016年5月18日開催

 

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