がんは食べ物と食事で予防することが一番のおすすめ

2017年06月26日

健康

 

がんになる確率が高止まりしている近年の日本ですが、食事で予防することは、がんに限らず一番のおすすめといえる理由があります。

病気になりにくい食べ物や食事について報告を交えてお伝えします。

 

がんが増えている日本と減っている米国:

日本ではがんが増えていることやがんになったり死ぬ確率について高い頻度でメディアで報道されているのは周知の通りですが、アメリカでも日本と同じような時期が存在していましたが、今は随分と内容が変わっているように思います。

アメリカでは世界的に有名になった病気予防についての報告ともいえるマクガバンレポート以外にも、長年にわたり主に世界の食べ物や食事と疾患の関係性について研究されたチャイナスタディーなど、政府主導による研究と報告、それに広報にいたるまでも行なわれた結果、1990年頃からがんで亡くなる人の数が減り続けています。

またがん以外においても、その少し前から心臓病による死についても減り始めていることが報告されています。

がんは生活習慣病などとも言われていますが、その中でも予防のために大切であり、近道となる習慣があるようです。

 

がんの原因について:

重い病気の多くについては、急に発生するというよりも、がんも含め一般的には20〜30年前をかけて徐々に体内で疾患に発展していくと報告されています。

そのためにがん細胞になるまでにも同じくらいの年数が一般的にはかかるのだそうです。

がんが発生する原因についてですが、アメリカのがん研究所の発表では食べ物と食事が35%とダントツでがんをつくりだす原因の1位となっています。

その次が喫煙の30%、次いで飲酒と薬が原因になりやすいといわれる慢性炎症で10〜20%となっています。

また、他の報告ではがんに詳しい専門家のドール博士らによると食事ががんの原因の45%を作り出しているとの報告もあります。

それらのことを考えると、たばこを吸わずに受動喫煙を避けて、過度な飲酒や投薬を避けながら、日頃の食べ物や食事に注意することががんを予防する最大の味方になるといえます。

 

予防についての食べ物や食事:

がんをつくりやすい食べ物と予防に適した食べ物についても多くの報告がありますが、よく耳にしたり目にする1つは塩分についてではないでしょうか?

例えば、実際に日本でがん治療の大家といわれる済陽高穂先生の書籍や講演でも塩分についてはよく触れられています。

また日本で厚生労働省が発表した全国と秋田県の胃がんと塩分の関係についての長年の調査にも塩分を一日に22gから11gに減らしたことで胃がんは1960年から2005年にかけて減り続けたことが報告されています。

塩分の摂取でもとりわけ天然の塩というよりも人工的なサラサラしたナトリウムの塩分が主な原因かと思いますが、胃粘膜の荒れやピロリ菌の増殖、胃潰瘍等につながりやすいとことが多数報告されています。

 

予防と肉類を含む食事:

またアメリカでがんを大幅に減らす結果につながったチャイナスタディーでは、字のごとく少し前の中国では健康長寿が多く、彼らのほとんどが野菜中心の食事とすると共に、肉類を含む食事の量が極端に少なかったことから、そのタイトルになったといわれれるほど、食事によるがん予防の有効性について述べられています。

チャイナスタディーは日本語でもそのタイトルで書籍が販売されていますので、読まれることをおすすめします。

また少し前に報告されて大きなニュースになった研究で、赤肉を含む食事と大腸がんの関係を示したザ・ナース・ヘルス・スタディーによると、毎日メイン料理に肉類を含む食事をした場合には、1ヶ月に1回程度の食事と比較した場合に、毎日肉類をメインにした食事をすることは大腸がんになるリスクが2.5倍になったことが伝えられています。

 

上記のような報告からは、がんをはじめとする予防には食べ物や食事に気を使うことが一番のおすすめであることと、食事の中では塩分と赤い肉である牛や豚の肉の食べ過ぎには注意であることがわかります。

それらに注意するだけでもがんの予防につながる可能性も考えられますが、近日中にもう少し踏み込んだ予防に関する食べ物や食事についての報告を交えてお伝えしたいと考えています。

 

参考にした情報:

国際医療融合協会 第7回学術大会 済陽高穂医学博士による講演 2017年6月18日

チャイナ・スタディー T.コリン・キャンベル/トーマス・M・キャンベル

 

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