自己免疫を高く維持するために腸内環境を整えて予防におすすめ

2017年05月24日

健康維持

 

自己免疫は自分の体内での免疫力で、免疫の85%は消化器官でつくられ、特に腸内が70%を占めるとの報告もあることからもいかに腸内環境を整えることで健康度が左右されるかがわかります。

自己免疫を高く維持することは予防におすすめといえます。

 

免疫とは:

免疫とは、組織の器官に傷を付けたり有害となる物質でウィルスや毒素に対して抵抗する能力のことと説明されています。(ガイトンによる生理学 第34章生体の感染に対する抵抗性:免疫とアレルギー p.458)

私たちの免疫は腸内環境の健康度によって大きく左右され、免疫は腸内で70%程度が決まるともいわれます。

他の消化器官を含めると免疫の85%を占めると報告されることからも免疫を高く維持するためにも消化組織を健康に保つことが大切といえます。

また90%もの血液や、あるいは体内に入るさまざまな毒物は消化器官を経由して入ってくることからも、健康な消化器官であることが予防につながりやすいこともわかります。

 

過去と現代人の人体の差:

私たちの身体は数千年前と今も変わりがないといわれるものの、私たちをとりまく生活環境は大きな変化を遂げています。

その影響は少なくなく、大きな経済発展とは裏腹に身体への影響も受けやすい状態になっているといえます。

昔には存在しなかった様々な影響の中から腸内環境の健康にも関わりが大きいとされる要因について考えたいと思います。

 

化学物質:

自然界には本来存在しない人工的な化学物質の誕生は、人体にとって大きな影響を受けていると言わざるを得ません。

年々増え続ける化学物質の数ですが、発表されているだけでも8,000種類ともいわれます。

自然界には存在しない添加物や防腐剤、除草剤、除菌や殺菌剤、薬剤、パーソナルケアなどに使用されるものなどは少なからず腸内環境に影響を与え、腸内の汚れや善玉菌の減少につながっているといえます。

昔の生活には無かったために人体は化学物質に無防備な状態であり、身体は向き合えていないと伝える専門家も少なくありません。

また、近年使用頻度が高まってきていることで知られる抗生物質にも注意が必要です。

特に海外では風邪を引いたくらいでは出されないものの、日本では抗生物質が簡単に処方されることでも世界的に知られています。

抗生物質を使用したある実験では、抗生物質を飲んだ腸内には水銀や鉛などが入りやすいという結果となったようです。

健康的な腸内環境では3%程度の有害物質が腸内に入ったものに対して、抗生物質を摂取した腸内環境では90%の有害物質が入る状況にあったことが報告されたとのことで、自己免疫を落とす原因になっているといえます。

 

電磁波:

近年急増している電磁波ですが、その影響は大人よりも成長中の子供や小さな赤ちゃんにまで及ぶため、見えないだけに留意が必要です。

昔は気にする必要もなかった電磁波ですが、電磁波の影響を強く受けた子供になると、中には家の中の全ての電源を落とさないと眠りにつけない子供も存在するとの報告がアメリカでは増えています。

せめて子供がいる部屋には心を添えたり、寝室にスマートフォンを置いたまま寝ないなどの対策だけでも違うようですが、休みには芝生や自然界に出かけることでも健康を維持しやすくなるとの報告もあります。

 

デトックス:

化学物質や汚染物、他の有害物質から身を守って健康を維持するためにはデトックスも必要です。

お風呂やサウナに入ったり、汗をかくこともデトックスにつながり、腸内環境にも良い影響を与えてくれます。

また食べ物でも野菜、植物、発酵食品、オメガ3脂肪酸などの良い脂質、たんぱく質なども自然なデトックスにつながります。

サプリメントを使用するのも一時的には良いものの、長期間継続することは筋肉や骨を分解する原因にもなりかねませんので長期間はおすすめできません。

 

体温:

自己免疫を高めたり、腸内環境を整えたりすることは体温とも関係があります。

近年は低体温の人が増えていますが、体温は1度下がると免疫力は30%下がるとも報告されていますので、低体温の場合や自己免疫が気になる場合には体温を測定しながら様子を観て行くこともおすすめといえます。

 

私たちの身体は良くできているので、内なる声に耳をよく傾けると身体は教えてくれることが沢山有ります。

腸内環境が乱れている場合にはお通じの時間帯が午後になったり、内容がいつもと違ったり、便秘や下痢になるといったヒントをくれます。

肌荒れやかゆみなども腸内環境からのメッセージと思うと、その時は食事の内容を見直してみたり、生活環境を考えてみたりすることもおすすめです。

 

 

参考にした情報:

自然がん予防サミット2016年5月16日

免疫組織を理解して高める

ナターシャ・キャンベル医学博士

 

情報ページ:オメガ3脂肪酸とは? 

プロテインたんぱく質とは?

 

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