自己免疫疾患とグルテン

2015年12月28日

自己免疫疾患とグルテン

 

自己免疫疾患とグルテン

私たちの体には、外部から侵入した異物や細菌、ウイルスを異物と認識し、攻撃して排除する仕組みが備わっています。
この仕組みを免疫といいます。

通常であれば、自分自身のの体に対して、免疫反応がおこることはありませんが、免疫の仕組みの一部が正常に機能しなくなり、自分自身の体が敵か味方か見分けがつかなくり、自分のからだの一部を攻撃したり、排除しようとする病気になることがあります。
これを自己免疫疾患と言います。

自己免疫疾患には、大きく分けて、2種類があります。
一つは、一定の臓器ではなく全身にいろいろな症状が現れる、臓器非特異的自己免疫疾患です。
関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどがこれにあたり、これらをまとめて膠原病(こうげんびょう)と呼ばれています。

もう一つは、ある臓器に限ってのみ症状が現れる臓器特異的自己免疫疾患です。

その代表は橋本病(慢性甲状腺炎)です。
他にもバセドウ病、悪性貧血、1型糖尿病、セリアック病など、いろいろな自己免疫疾患があります。

 

 

グルテンとは

グルテンとは、小麦、大麦などの穀物から生成されるタンパク質の一種で、パン、パスタ、ラーメンなど多くの食品に含まれています。

他にも、シリアル、うどん、お好み焼き、市販のカレーやシチューのルー、ビールなど多くの加工食品類にも、グルテンは含まれています。
日常的に摂取する食品が多いかと思いますが、これらの食品を摂取するとグルテンの中のグルジアンという成分に反応してしまう人もいます。
このように、グルテンに過剰に反応してしまう体質のことを、グルテンアレルギーグルテン過敏症グルテン不耐性といいます。
このような体質を持った人がグルテンを摂取すると体にさまざまな不快な症状が症状が表れます。
中でも重篤な症状が出るのがセリアック病です。

 

 

自己免疫疾患とグルテン3

グルテンによる自己免疫疾患といえば、セリアック病です。

セリアック病とはグルテンに対する免疫反応がきっかけとなって起こる自己免疫疾患です。

セリアック病の人がグルテンを含む食物などを摂取すると、グルテンを含む食物などを摂取することにより自己免疫により小腸が損傷して、その結果疲労、貧血、関節炎など様々な症状が現れることが報告されています。

これらの症状を起こさないためには、グルテンを摂取しないグルテンフリーの食事を続ける必要があり、腸内を整えるためにも生野菜や果物、乳酸菌や腸内細菌を整えてくれる発酵食品、炎症が起こりにくくするDHAEPAフィッシュオイルやエゴマ油や亜麻仁油にも含まれるオメガ3脂肪酸のような身体に良い脂質がおすすめです。

 

 

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