オメガ3脂肪酸とオメガ6と健康

2015年03月23日

オメガ酸

身体に良いオメガ酸

油というと、ついギトギトした身体に悪いイメージが先行しがちです。

最近は今までのそのようなイメージとは違って、油の種類によっては身体に良いという印象を把握する人も増えています。

何と言ってもその代表格は魚に含まれるオメガ酸のDHAEPAフィッシュオイルではないでしょうか。

他に日本でもフラックスシードオイル(亜麻仁油:アマニ油)の人気は定着してきました。

亜麻仁油の人気が高まるまでは身体に良い油というと動物性で魚のDHAやEPAを想像する人がほとんどだったのではないでしょうか。

身体に良いといわれる油で、オメガ3脂肪酸を豊富に含む植物由来の亜麻仁から抽出されるオイルがフラックスシードオイル(亜麻仁油)です。

 

脳も油でできている:

私たちの脳は60%が油でできていると言われています。

大切なのは脳に存在する油のバランスであることがわかってきました。

オメガ3、6、9のバランスですが、そのバランスに変化が出ていることで多くにとっては辛い経験をすることになってきました。

昔は、あるいは本来はオメガ3脂肪酸を1とした場合に、オメガ6脂肪酸(リノール酸)の割合は同様に1程度かあるいは4程度くらいまでといわれてきたのですが、現代ではそのオメガ6脂肪酸の割合が大きく超えた25や30の人が多いことがわかっています。

 

それは、食生活の変化によって脳内の油のバランスは大きく崩れ、今までは十分に存在感のあったオメガ3脂肪酸に代わって、オメガ6脂肪酸の油を大幅に摂取するようになったことが、脳やアレルギーだけではなく体内で病気の原因となる炎症をはじめとする健康への悪さからさまざまな病気を引き起こす要因にもなっていることが報告されています。

 

料理に使用される油:

外食や総菜ではもちろん言えることですが、家庭内で使用する油の多くが、一般的にオメガ6脂肪酸の摂取し過ぎを招いているといえます。

外食や総菜に使用される、あるいは家庭でもよく使用される油でオメガ6脂肪酸が大きくなっている油の代表例が、キャノーラ油、コーン油、綿実油、ベニバナ油、ひまわり油、大豆油といった良く見かける油です。

 

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランス:

ちなみにそれらに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスは下記のとおりです。

 

オメガ3 オメガ6

ベニバナ油:0%   75%

ひまわり油:0    65

コーン油: 0    54

綿実油:  0    50

大豆油:  7    51

キャノーラ:9    20

ゴマ油:  0    42

=============

DHA         100           0

亜麻仁油 57%   14%

(参照:「いつものパンがあなたを殺す」119ページ デイビット・パールマター著:白澤卓二訳)

 

日頃の食事の大切さ:

近年日本でも認知症やボケ、アルツハイマーなどが原因で知らずのうちに迷子になったり、交通事故を起こしたりする人が増えていることはニュースでも報道されるとおりです。

アレルギーや花粉症などで辛い思いをする人も増えているその要因の1つは油であることがわかっています。

私たちの身体は食べたものでしか変えることができません。

家系や遺伝というのも全体的に観ると病気になる原因の10%前後といわれ、食事は35%〜45%程度関係していることがわかってきています。

今日のランチや夕食から油の摂り方を考えるだけでもこれからの生活には大きく関係してくることは間違いありません。

 

 

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