亜鉛の健康効果と亜鉛サプリメントの選び方おすすめ

2024年05月09日

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亜鉛は、免疫システムのサポートや創傷の治癒など、体内で多くの役割を果たす必須ミネラルです。

食品からの摂取も可能ですが、特に免疫力に注目が集まっている昨今、栄養補助食品として入手する人も増えてきています。

亜鉛の作用と利点や副作用について、また、サプリメントの選び方のオススメをお伝えします。

亜鉛の健康効果は?

必須ミネラルの1つである亜鉛の栄養素には多くの健康効果があるとされています。

米国立衛生研究所 (NIH) の信頼できる情報源によると、亜鉛は次のような役割を果たすことが報告されています。

-免疫機能
-創傷治癒
-タンパク質合成
-DNA合成
-細胞分裂
-妊娠中、小児期、思春期の成長と発達をサポート
-味覚と嗅覚を促進する
-風邪からの回復を助ける
-下痢の治療
-加齢黄斑変性症(徐々に視力喪失を引き起こす目の病気)の進行を遅らせる
など。

このように、亜鉛には想像以上に多くの役割があることがわかります。

特に亜鉛を必要とす人々とは

亜鉛を含む食べ物や食事としては、牡蠣、牛肉、チーズ、納豆、ナッツ類だけでなく、白米や牛乳などにも少量ながら含まれています。

そのため、ほとんどの人は食品から亜鉛を摂取できているとの報告があります。

ただし、食事の摂取量が制限されている人や、次のような人は、その限りではないかもしれません。

-消化器疾患のある人、または過去に胃腸の手術を受けた人:
潰瘍性大腸炎やクローン病などの疾患により、体が吸収する亜鉛の量が減少し、排尿によって失われる量が増加する可能性があります。

-ベジタリアンまたはビーガンの食事をとる人:
これらの食事をとる人は、推奨される1日の摂取量の1.5倍の量の亜鉛を必要とする可能性があるそうです。

-生後 6 か月を超える母乳育児の乳児:
母乳には、生後6か月を超える乳児にとって十分な亜鉛が含まれていないようです。

-アルコール摂取量の多い人:
アルコールは体に吸収される亜鉛の量を減少させ、排尿によって失われる量を増加させます。

-鎌状赤血球症の人:
研究によると、鎌状赤血球症の子供の44%は血漿亜鉛濃度が低いことがわかっています。

さらに、鎌状赤血球症の成人の60~70%は、体内の亜鉛の量が不十分であることもわかっています。

-妊娠中または授乳中の人:
妊娠すると、発育中の胎児に大量の亜鉛が必要となるため、亜鉛欠乏症を引き起こす可能性があります。

また、母乳には赤ちゃんに栄養を与える亜鉛が含まれているため、自身の体が利用できる亜鉛は少なくなります。

-高齢者:
常に十分な食事をとれていない60歳以上の成人の亜鉛摂取量は、そうでない成人の半分未満である可能性があることをがわかっています。

また、特定の食品の摂取困難や薬との相互作用により高齢者の亜鉛も、高齢者が亜鉛をとった方が良い理由の一つです。

亜鉛サプリメントの選び方

出来ることなら亜鉛栄養素はサプリメントに頼らずに食品から摂取していただきたいと思います。

ただし、例えば上記のような条件の人は、サプリメントも検討されると良いかもしれません。

亜鉛入りのサプリメントにはいろいろな種類があります。

必要な亜鉛の量や、組み合わせられている栄養素などからご自身にとって適切な亜鉛サプリメントを選ぶことができます。

亜鉛の一日の必要量は、成人男性で11ミリグラム (mg)、成人女性で8mg です。

妊娠中の人の場合、一日の必要量は22mg、授乳中の人の場合は12mg です。

また、1日あたり40mgを超える亜鉛を摂取しないように警告されています。

他にも、商品によって価格帯も幅広いため、ご自身の予算に合ったサプリメントを選ぶ必要があります。

その際、商品ラベルを見て、添加物をはじめとする不要成分が多くないか、成分が自然の成分かどうか、アレルギー性成分は含まれていないかなどの情報を必ず確認することをおすすめしています。

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引用文献:

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