歩く速度が速い人ほど老化が遅く寿命が長くなる?

2024年03月25日

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人は毎日歩きますが、歩く速さを気にしている方はどのくらいいるでしょうか?

新しい研究では、45歳で歩くのが遅い傾向にある人は、身体的にも認知的にも老化が早まる兆候が見られることが判明したそうです。

つまり、中年期の歩行速度がおそくなることが老化の速度と比例する可能性があることを示唆しています。

歩行速度や寿命と健康状態について探っていきます。

歩く速度が速いほど寿命が長くなる?

毎日何気なく歩いている方が多いと思いますが、歩く速度を気にすることで投下を防ぐことができる可能性があるかもしれません。

と言うのも最近の研究では、人は歩く速度が速いほど寿命が長くなり、早足で歩くことで最も恩恵を受けるのは高齢者であることが判明したそうです。

若いうちには歩行が遅いことは、それほど問題にはならないようです。

しかし、45歳以上の中年期に歩行速度が遅い場合は、老化が早まることと関連する可能性があるようです。

歩くのが遅い人は健康状態が悪化、老化が早まる?

中年期に歩行速度が遅い場合は、本当に老化の促進につながるのでしょうか?

これを調べるために、904人の研究参加者からのデータを調査した研究があるようです。

ニュージーランドに住む人々を対象としたこの研究では、参加者は幼少期からずっと定期的な検査を受けて育った人々が対象となっています。

具体的には3歳の時から、一般的な健康状態と行動を追跡していたようです。

さらに、成人となった参加者の歩行速度を評価の基準としたとのことでした。

その結果、45歳の時点で歩行が遅い人は脳の体積が小さく、皮質の薄化が多く、皮質領域が小さく、白質の病変が多いことが明らかになったそうです。

また、写真に写った顔の外見も、歩行速度が速いまたは一般的な人と比べてより高い年齢と思われる傾向にあったようです。

全体として、ゆっくり歩く参加者の心臓呼吸器の健康、免疫の健康、歯茎と歯の健康も、より速く歩く参加者よりも悪かったことも報告されています。

さらにこの現象が高齢者ではなく、45歳の人々に起こっているということに注目が集まっています。

また、70代や80代の歩行が遅い人は、同年代の歩行が速い人よりも早く死亡する傾向があることも示唆しています。

早く歩くための工夫は?

反対に、歩行を早くすることで少しでも老化を遅らせることができるかもしれません。

歩行を早くするための工夫はいくつか考えられます。

-目標を決めて歩く
普段から時間を計って歩くことや、目標の人に追いつくように意識して歩くことで歩行速度が速まるかもしれません。

-音楽に合わせて歩く
音楽を聴いたり頭で思い浮かべながらテンポよく歩くことを試してみると、意外と速く歩けることに気づくかもしれません。

ただし、交通ルールを守りより注意して歩くことも忘れないようにしてください。

-マインドフルネスを利用する
マインドフルネスとは瞑想の一種で、ただ目の前のことにだけ意識を向けて集中することを指します。

歩くこと、足を一歩一歩前に進めることだけに集中することで、歩行すく度を速めることができる可能性があります。

-歩幅を大きくとるよう意識する
歩くのが遅い人は、一歩一歩の歩幅が小さい可能性があります。

ただ早く歩こうとするのではなく、出来るだけ歩幅を大きくとることを意識することで自然と歩く速度が速くなるかもしれません。

-時間を意識する
早歩きのの人は、移動時間も無駄にしないという気持ちを心がけている人も多いというデータもあります。

まとめ

中年期の歩行速度が遅い人は、投下が速くなる可能性があります。

また、70代や80代の歩行が遅い人は、歩行が速い人よりも早く死亡する傾向があることも判明しています。

早期老化を防ぐには、普段から何気なく歩くのではなく、歩行速度を意識することが予防法の一つとなりそうです。

普段から速く歩くことは前向きな思考やダイエットにもつながり、メリットがたくさんあります。

ただ何気なく歩くのではなく、目標を決めて歩く、マインドフルネスの活用など、工夫を用いて歩く速度を速めるように意識してみたいですね。

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引用文献:

Slow walking speed in midlife linked with faster aging

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