口臭に有効な4つのプロバイオティクス?

2023年06月19日

口臭と健康口腔ケア

マスクのない生活が少しずつ始まる中、多くの人が気になりはじめることの1つが口臭のようです。

とはいえ、口臭の原因は様々です。

最近の研究で、プロバイオティクスによって口臭を予防することができることがわかったようです。

この研究では、4つのプロバイオティクスを摂取することにより、口臭の原因となる口内の化合物を減らすことができることがわかったようです。

プロバイオティクスの抗菌効果と口臭予防について探ります。

口臭の原因がどのように発生するか

口臭の原因は数多く考えられますが、主な原因として、歯の衛生状態が悪いことが考えられます。

まず初めに、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が口内でどのように発生するかを確認してみます。

揮発性硫黄化合物は、歯磨きなどの歯科衛生が不十分なために口内に残った食物と、嫌気性細菌が相互作用することによって生成されます。

口臭と最も関係のある、グラム陰性菌などの特定の細菌などが口の中に生息して食物を分解し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物の生成を引き起こす可能性があるようです。

毎食後の歯磨きの習慣の積み重ねにより、グラム陰性菌などの特定の細菌を限りなく除去することが、口臭を防ぐ方法の一つとなるようです。

プロバイオティクスの抗菌効果や菌の調整効果

歯磨き以外にも口臭に有効な方法があるようです。

研究により、プロバイオティクスがアミノ酸タンパク質の分解に関与する細菌をも調整したり、排除できるということがわかっているようです。

研究結果によると、プロバイオティクスを摂取した参加者の口臭が大幅に減少したことを示しています。

口臭に有効な4つのプロバイオティクス?

どのようなプロバイオティクスが口臭予防におすすめされるのでしょうか?

新しい研究では、グラム陽性菌を含む 4 つの有益なプロバイオティクスが特定さたようです。

このような細菌は、口腔微生物叢を変化させて、これらの揮発性硫黄化合物の蓄積を減らしてくれるようです。

4つのプロバイオティクスとは、以下の通りです。

-ラクトバチルス・サリバリウス
-ラクトバチルス・ロイテリ
-ストレプトコッカス・サリバリウス
-ワイセラ・シバリア。

これらはすべて発酵食品に含まれており、腸の健康に利益をもたらす可能性があることで有名となってもいます。

この研究結果は、プロバイオティクスが口腔内の悪臭を放つ揮発性硫黄化合物 (VSC) の蓄積を除去するのに役立つことを示しています。

口腔衛生が重要な理由とプロバイオティクス

口腔の健康は、口臭だけでなく虫歯や歯周病にも及びます。

これらが未治療のまま放置されると、感染がほかの場所に広がる可能性があります。

口腔内の感染が広がった例として、次のような症状が挙げられています。

-頭痛
-疲労
-目まい
-発汗
-悪寒
-顔が腫れる
-脱水状態になる
-心拍数が上がる
-下痢
-嘔吐

また、これらが、腔の健康、関節リウマチ、糖尿病、呼吸器疾患、心臓病など、多くの病気と関連してることがわかっているようです。

口臭はエチケットで、健康とは関係ないとは、言っていられません。

プロバイオティクスは、主に漬物をはじめとする伝統的な和食の食べ物や食事の発酵食品に多く含まれます。

大きな疾患を未然に防ぐためにも、プロバイオティクスを摂取し口臭予防だけでなく、いつでも口腔内はきれいに保っておくことを心がけましょう。

関連記事:
健康を維持するために口腔内のケアを大切にすべき理由/
乳酸菌やプロバイオティクスの効果的な飲み方とは
全身の疾患のもととなる歯周病予防にプロポリス?

お問い合わせはこちらから

042-736-5787

受付時間 am9:00-pm5:00/土・日・祝日除く

メールで問い合わせる

引用文献:
Bad breath: How fermented foods, probiotics may help fight halitosis

オンラインショップ