慢性的なストレスの健康への影響は毛髪コルチゾールでわかる?

2022年08月01日

メラトニン

慢性的な疲れが取れないと感じる方は、副腎疲労の可能性も考えられそうです。

副腎疲労は、コルチゾールというホルモンとの関連があります。

現代社会は便利ですが、近年は特に環境変化も大きく、当時にストレスも溜まりやすい環境にあると考えられています。

コルチゾールの過剰分泌が引き起こす病気と、それを防ぐ方法を考察します。

ストレスホルモンコルチゾールと副腎疲労

コルチゾールは、副腎から分泌される副腎皮質ホルモンで、代謝や免疫などにかかわるとても重要な役割を担っています。

本来は強いストレスから身を守ってくれるためのホルモンではありますが、長期的に分泌されることにより、副腎が疲れてしまい、副腎疲労になってしまいます。

副腎疲労になると、免疫力が低下してしまいます。

そのほかにも、体がだるくなったり、疲れやすくなるほか、眠れなくなったりと、うつ病に似た症状を発症してしまうこともあります。

ヒトは毎日約10mgのコルチゾールを分泌すると言われています。

しかし、過剰であったり不十分な量のコルチゾールが合成され、ストレスの多い条件下で長期的に放出されることにより、すぐには病気を引き起こさないかもしれませんが、いずれ病気にかかってしまう可能性があります。

高濃度のコルチゾールの分泌が続くと、たとえば、糖尿病合併症、妊娠の周産期中の異常、さらには心筋梗塞とも関連すると言われています。

毛髪のコルチゾールの濃度

このような病気を防ぐためにも、長期的なコルチゾールの分泌は避けるべきです。

短期的なコルチゾールの濃度は、唾液や血液、尿などを調べることによりわかりますが、長期的なコルチゾールは毛髪を調べることによってわかるようです。

唾液や血液、尿からわかるコルチゾールの量は、数時間または1日以内に放出されるもののみです。

しかしながら、毛髪では数か月から数年にわたるコルチゾールの分泌を確認することができます。

よく、気づかないうちにストレスがたまっていたというような話を聞きますが、それはしっかりと毛髪に現れることになります。

つまり、私たちの体はストレスに敏感に反応するようにできているようです。

ストレスを放置することにより、コルチゾールの分泌を抑えられずに慢性疲労の状態となり、それが続くことにより、大きな病気につながる可能性があることが証明されています。

できるだけストレスをためないために

このような症状を緩和するには、できるだけストレスをためない生活を送ることとともに規則正しい生活をすることがとても大切です。

コルチゾールが多く分泌されすぎてしまうと、日中に分泌されるホルモンや、寝ている間に分泌されるホルモンとも深くかかわってきます。

ストレスを感じやすい方は、早寝早起きをして、日光を浴びて散歩などをしてみてはいかがでしょうか。

リラックスするために、夜にはゆっくりとお風呂に使ったり好きな音楽を聴いてみるのも良いと思います。

また、コルチゾールの大量分泌を抑えるためには、ビタミンCやオメガ3、マグネシウムなどの成分の含まれる食材を摂ることも有効です。

ストレスを感じやすい方は、キウイフルーツや柑橘類などの果物、十分な量の野菜、イワシやサバなどの青魚などを積極的に摂取してみましょう。

現代人は、人間関係などのストレスはもちろん、各種アレルギーや大気汚染、電磁波など様々なストレスにさらされています。

またストレスがたまっていても、なかなか気づけずに、体調が悪化して初めて気づく場合もあるかと思います。

普段から規則正しい生活をして、ストレスをできるだけ緩和し、副腎に優しい生活をしたいですね。

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引用文献:
Correlates of Cortisol in Human Hair: Implications for Epidemiologic Studies on Health Effects of Chronic Stress

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