ストレス過多でコルチゾールの不足や欠乏の症状例

2018年07月23日

健康

ストレスが溜まりすぎた場合のいわゆるストレス過多では、ストレスホルモンで知られるコルチゾールの不足や欠乏が出やすい状態になりやすいようです。

 

ストレスが大きくなった場合に身体に出やすい症状例が報告されていますのでご紹介します。

 

先日の健康ブログでもご紹介いたしましたが、ストレスが大きくなるにつれて、ストレスホルモンとの関りがあることが報告されています。

ストレスホルモンの名前でも知られているコルチゾールの働きとして報告されているのは、交感神経と副交感神経のような自律神経の1つで知られる交感神経を活性化するホルモンがアドレナリンとノルアドレナリンという名前で知られていますが、コルチゾールはそのアドレナリンとノルアドレナリンの生産を減らすことも働きの1つとして報告されています。

実際に精神的なストレスが大きくなることで、出やすいと伝えられている精神的な症状として、ストレスに打たれ弱くなっていたり、やる気が失せてしまったり、エネルギーや元気がなかなか思うように出なかったり、心配や恐怖心のような弱いイメージの気持ちが強くなったり、気乗りがしないことは放置された状態が続いたり否定的になったりすることが良く挙げられています。

 

上記に挙げた精神的なコルチゾールの不足や欠乏の症状が存在する一方で、精神的な症状とは異なるいわゆる身体的な症状も存在することが報告されています。

その中から良く挙げられることが多い症状を下記にご紹介させていただきます。

-横になりたい気持ちになるような身体の疲れ。

-脈が速くなっていたり、頻脈。

-アレルギー症状や不耐性が出る。

-鼻や耳の周り、それ以外にも肌の一部分が赤く変色する。

-ぜんそくが出やすくなる。

-喉の痛み。

-ストレスがかかっている時に動悸を感じる。

-張り詰めたような状態に感じる筋肉部分。

-目の下の部分が色が濃く円を描くようなイメージになっている。

-手の平にあるシワの部分の色が濃くなっている。

-手の平や足の裏などに汗が多く出る。

-食欲不振。

-指の関節部分の色が濃くなっている。

-各指の先で爪に覆われている部分の先の方の色が濃くなっている。

-薬を服用した後に消化していないような感覚が残る。

-関節部分の変形。

 

私たちの身体は私たちが考える以上に敏感で、影響を受けやすいと感じることがあります。

コルチゾールの不足や欠乏の症状に陥っている場合にストレスを少しでも和らげるおすすめの方法の中には、お風呂に入る、ゆっくり休んだり楽しんだりする、睡眠時間をしっかりと確保する、軽い運動をする、太陽の光に浴びる等をはじめとする、誰にでも平等に与えられた範囲の中でできることもあることからも、コルチゾールの不足や欠乏で良く挙げられる精神的な症状の中に含まれている場合や、気になる場合には、できることを試してみたり、専門家に尋ねてみてはいかがでしょうか?

 

Townsend Letter 2018年1月号(代替医療の実践誌)
52~60ページ
Cortisol Deficiency Part1
チェリー・ヘルトゲ医学博士

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