心と体をいたわる生活習慣や食事内容や食習慣

2022年03月17日

健康的な食べ物や食事と生活習慣

世界情勢の変化が、脳や健康に与える影響は大きいようです。

侵攻や支配に植民地化などの動きがある場合、世界に大き影響を与える時代となっています。
毎日流れる悲しいニュースについて、心を痛めておられる方も多いのではないかと思います。

このようなことが重なることは、レベルの差はあるにせよ、心の疲労にもつながりやすく、体全体の不調にもつながりやすくなることが報告されています。

少しでも心と体をいたわるためには、どのような生活習慣や食べ物や食事の内容食習慣がお勧めされているのでしょうか?

心と体をいたわるためにお勧めの生活習慣

-信頼できる情報のみを受け入れる
SNSなどの情報は、完全に信用できないものも含まれています。
そのため、情報源のしっかりしたニュースのみ受け入れるようにすることが必要です。

-ニュースなどの情報を見る時間帯を決める
一日中、ネットやテレビの情報を受け入れることで心と体はますます疲弊してしまう可能性があります。
また、ブルーライトも気にするべきとの報告もあります。
情報を入手する時は時間を決めて行うことをおすすめします。

-通常のルーティンをできるだけ維持する
通常のルーチンを行うことにより、脳や体は暴走しにくくなるようです。

-散歩や軽いストレッチなどで無理なく体を動かす
激しい運動ということよりも、気分が良いと思える行動をとることが大切であり、おすすめされています。

-アルコールなどへの依存にも留意する
心が疲れている状態のときにはアルコールへの依存も心配されます。
意識的に水をたくさん飲んだり、早く寝るなどを心掛けてアルコール依存から身を守りましょう。

-必要に応じて、泣くことも大切
研究によると、泣くことによって体温や血圧などが調節され、ストレスや感情の波から保護し、物理的に落ち着くのに役立つことが示唆されています。

特に脳をいたわるためにお勧めの食生活

心や体を司るのは脳で、その脳を司るのは腸であると言われています。

ご存じのとおり、脳は食事にも大変影響されます。
食事における良質なタンパク質の摂取は、脳の機能を良好に保つことに役立ちます。

タンパク質の中でもトリプトファンをはじめとする必須アミノ酸は、特に特別な役割を果たしています。
必須アミノ酸は、神経伝達物質や神経調節物質が正常に機能するのに役立ちます。

また、オメガ3脂肪酸も、脳の構造と機能に対する食事栄養素として大変期待されています。
食事性オメガ3脂肪酸は、心血管疾患のいくつかの疾患の予防にも関与しており、特にうつ病などのいくつかの神経精神疾患の予防には欠かすことのできない栄養素です。

また脳の神経組織に関しては、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB9、ビタミンB12が神経伝達物質の合成に直接関与しています。

また、ビタミンCやビタミンEも、脳の健康に関与しています。

このように、タンパク質や野菜類を中心に、まんべんなく栄養を摂取することがお勧めです。

プロバイオティクスは、腸と脳の健康維持に欠かせない栄養素です。

消化管、腸神経系、中枢神経系の間に相互作用が存在することが明らかになっています。

研究によって、腸内微生物叢がこれらの腸と脳、ひいては体全体の相互作用に重要な役割を果たしていることが示されています。

さらに、腸内微生物叢組成物の変化は、ストレス、自閉症、うつ病、パーキンソン病、アルツハイマー病を含む様々な神経疾患の病因と関連している可能性があることがわかっています。

腸内微生物叢を整えるプロバイオティクスの補給は、現代人に必須となっているようです。

まとめ

地域の対立や、新型コロナウイルス、大震災など、心配なニュースばかりが気になり、心を痛めている方も多いかと思います。

まずは生活習慣や食生活の改善に目を向けられることをおすすめしますが、どうしてもバランスをとることが難しい場合には、専門家の力を借りることも視野に入れていただければと思います。

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引用文献:
How To Ease Some Of The Vicarious Trauma You May Be Feeling Right Now
Here’s Scientific Evidence That Crying Can Be Therapeutic
脳の構造と機能に対する栄養因子の役割
腸で心を変える:プロバイオティクスを用いた腸脳軸の変調

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