腸内細菌と腸と脳の関係

2021年05月26日

健康は腸内環境に食べ物や食事で

「腸は第2の脳」と言われるように、腸内細菌は全身の健康につながる大切な細菌です。
腸とは一見関係のなさそうな脳の健康にも、腸内細菌群は大きくかかわっています。
腸内細菌群と腸と脳の関係について再確認しておくためにも簡単にまとめてみました。

目には見えませんが私たちの体の皮膚、口腔、鼻腔、膣などにも多数の微生物が存在しています。
このように、ヒトの細菌叢(微生物叢)でそれらの集合体のことをマイクロバイオームと呼ばれています。
なかでも腸内細菌叢には、約40兆個以上とも言われる数の細菌が存在していると報告されていますので、多大な量であることがわかります。

腸内細菌叢と、腸~中枢神経系との相互作用はとても大きいことがわかっていますが、その正確なメカニズムはまだ完全には理解されていません。
ですが、腸内細菌叢は、それ自身を通じて腸管神経系、自律神経系、神経免疫系、神経内分泌系、そして中枢神経系内の交感神経および副交感神経を左右していることがわかっています。
これにより、腸内環境の状態が、自閉症、不安神経症、うつ病、パーキンソン病などの病気に腸内細菌叢が大きくかかわることがわかっています。

近年になって、腸内環境と脳の関係についての報告が目立つようになってきたものの、もっと以前から研究や報告は有ったことが確認されています。
皮膚病学者のストークスとビルズベリーは1930年代にニキビと抑うつの関係から「腸・脳・皮膚軸」には大きな関連があることを当時から提唱した記録が残っていました。
彼らは感情によって腸内細菌叢の状態が変化し、それが皮膚の炎症につながるとして、乳酸菌ラクトバチルス・アシドフィルスを摂取する治療法を提唱したそうです。

乳酸菌ラクトバチルスアシドフィルスは、現代人で多くの人が悩まされているアレルギーを克服するための腸内環境を整えるサポートとしても注目の乳酸菌のとしても知られています。

まとめ

腸内細菌と腸と脳にはやはり非常に大きな関連性があるようです。
自閉症、不安神経症、うつ病、パーキンソン病など脳の病気と隣り合わせの現代人に欠かせないのは何といっても腸内環境を整えることです。
乳酸菌ラクトバチルスの中には、アシドフィルスだけではなく大変沢山の種類があります。
色々な種類の乳酸菌を試してみることで、今の自分に合ったものが見つかるかと思います。
腸や脳をいたわり病気から遠ざかるためにも、ぜひ、腸内細菌叢と仲良くしたいものです。

参考にした文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25689247/
https://tinyurl.com/4mzk5467
https://tinyurl.com/26utjkkv
https://www.interphoenix.com/category/seibun_lactobacillus_acidophilus.shtml

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