アレルギー症状を抑える手助けになる健康に食品栄養素2つ

2020年12月07日

健康に食品栄養素

アレルギー症状を抑える手助けになる栄養成分にはどのようなものがあるのでしょうか?

近年、春先だけでなく、秋にアレルギーを発症する人が増えてきています。
今年は特に秋の花粉に悩まされた方も多いのではないでしょうか?

秋の花粉の代表的なものには、ブタクサやヨモギなどがあります。
大体9月ごろから11月末がピークとなりますが、症状の重い方の場合、そのまま春の花粉の時期までアレルギー症状が続く場合もあります。

そのような場合、一年の半分以上を抗アレルギーの薬に頼る場合もあるかと思いますが、ご存じのとおりどんな薬にも副作用はあります。

本日は、薬を使わずに少しでもアレルギー症状を抑える手助けになる栄養成分をご紹介したいと思います。

その栄養成分とは、「ケルセチン」と「ビタミンC」です。

・ケルセチン

ケルセチンは、多くの果物や野菜に含まれるフラボノイド(ポリフェノールの一種)です。
中でも、ベリー類、タマネギ、緑茶、リンゴ、サクランボ、ブロッコリー、トマト、緑茶などに多く含まれます。
ケルセチンは抗酸化作用が強く、活性酸素から身を守るための最も強力なフラボノイドの1つと言えます。

ケルセチンは特に、アレルギー症状で知られるヒスタミン反応を抑える役割で知られています。
ケルセチンは、免疫グロブリンEと呼ばれるアレルギー症状を誘発する抗体の形成を抑制することができます。
これによりアレルギー反応を打ち消すとされています。

さらに、研究によると、ケルセチンはヒスタミン以外にも、コロナウイルスを含む多種多様な呼吸器ウイルスの感染力を低下させる可能性があることも示されています。

・ビタミンC

ビタミンCは、皮膚や粘膜を健康に保つことでも知られています。
また、重要な役割として、免疫系をさまざまな方法で調節することがあげられます。
アレルゲンに対して炎症を防ぎ、ヒスタミンのレベルを低下させ、酸化ストレスを軽減します。
ビタミンC(アスコルビン酸塩)の摂取量を高レベルに維持することで、アレルギーに対する感受性を低下させることができるようです。

私たち人間は、ビタミンCを体内で合成できません。さらに、ストレスや飲酒、喫煙、外食などによりビタミンCの適切な量の摂取は行われていない可能性があります。
ビタミンCは、ビタミンDなどの脂溶性ビタミンとは異なり水溶性であるため体内に貯蔵されません。そのため、毎日ビタミンCを摂取することが重要です。

興味深いことに、ビタミンCの摂取により、ケルセチンの作用を高めることもできるようです。
ケルセチンとビタミンCは、特にアレルギーの季節に、毎日摂取したい大切な栄養素と言えそうです。

 

引用:

Seasonal Allergies? Consider these nutritional tools!

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