身体に必要でありながら摂りすぎに注意の油を上手にとる工夫

2020年10月16日

食べ物や食事栄養素で健康

不飽和脂肪酸であるオメガ3やオメガ6は人間にとって必要な油です。
オメガ3やオメガ6は体内で作ることができないため、食物から摂取する必要があります。
不飽和脂肪酸は、私たちの体の健康にとって非常に大切です。

ですが、大切でありながらも過剰摂取には要注意なのがオメガ6です。

植物由来のオメガ6であるボラージオイル、オリーブオイルなどには、、オレイン酸、リノール酸などの形でオメガ6が含まれています。
これらの脂質には、お肌の保湿や体力保持、血流を促進するなどの働きがあることが報告されており、不足することでお肌が乾燥してカサカサになったり、元気が出いような肌に見えたりしてしまいます。
そしてオメガ6の適切な摂取は、高血圧、高コレステロール、心臓病、月経前症候群(PMS)、そしてADHDなどの予防や治療にも有効となり得ることが分かっています。

ところが、過剰摂取になるとバランスが崩れ、アレルギー症状などを引き起こすことがあります。

オメガ6は、主に洋食に多く含まれるとも言えます。
このため現代人の一般的な食生活において、オメガ6は十分に摂取されていることが多いのが現状です。
特に、オメガ6に含まれるアラキドン酸は、肉や卵黄などの動物性タンパク質に多く含まれており、これらの食品を極端に多く摂取するとバランスが崩れ、体内の炎症を刺激し、逆にアレルギー症状を引き起こしてしまうなどの場合があります。

このようにオメガ3やオメガ6は、それぞれの摂取バランスが大切になります。
理想的な比率の推定値は、オメガ3:オメガ6=4:1から2:1の範囲といわれています。

オメガ6が主に洋食を作る際の油などに対して、オメガ3は主に魚などの和食に含まれます。
オメガ3が豊富な魚油であるフィッシュオイルには、DHAやEPAなど良い効果が期待できることは周知のとおりですが、環境や価格変化、収穫量減など様々な理由から摂取量が減ってきています。
それでも本来の健康な身体を維持したり、予防を心がけたい場合、洋食メインの生活から和食を多くとるように変更あるいは、元に戻していくことも必要かもしれません。

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