酪酸菌の短鎖脂肪酸で腸力と元気力アップをはかる

2020年07月06日

酪酸菌の短鎖脂肪酸

人の体には、様々なアレルギー反応があります。

食物アレルギーを持っている人は、腸が慢性的に炎症を起こし、消化能力が低下しているとも言われています。

腸の炎症を抑えて消化能力アップをはかるために必要な成分のひとつに短鎖脂肪酸の「酪酸菌(ラクサン菌)」があります。

酪酸菌は、短鎖脂肪酸の一種で体内で作られるプロバイオティクス細菌の一種です。

酪酸菌はそれ自体を摂取することよりも体内で生産するイメージです。

腸内細菌の発酵物としてできるもので、プロバイオティクスのえさとなる食物繊維やたんぱく質を摂取することにより生産されます。

酪酸菌を摂取することにより、腸の炎症が抑えられ、結果アレルギーも起こりにくくなることが考えられます。

酪酸菌とリーキーガットシンドローム(LGS)

酪酸菌は、腸に穴があいてしまうリーキーガットシンドローム(LGS)にも効果があるとされています。

リーキーガットシンドロームになると、腸の炎症などにより小腸の壁に隙間のような小さな穴が開いてしまう状態となります。

そして、その穴方漏れ出した菌・ウイルス・たんぱく質なのど多くの物質で、本来血管内に取り込まれない異物が血液内に漏れ出してしまいます。

それにより、様々な症状を発生させる原因となるとされています。

その症状のなかに、炎症性腸疾患や過敏性腸症候群などの疾患があげられます。

その症状は、原因不明の腹痛や下痢や便秘を繰り返すなど不快なものが多く注意が必要です。

リーキーガットシンドロームの原因は様々報告されています。

その中には必要な場合もある抗生物質の多用や食品添加物、グルテンなど腸に負担のかかる食物の摂取により起こり得ます。

最近ではグルテンフリーの食べ物が売られてれていたりと、グルテンに気を付けた食事もしやすくなってきています。

酪酸は食事で摂取することはなかなか難しいですが、食物繊維やたんぱく質を摂取することにより生産されます。

野菜やお肉、卵などをバランスよく摂取することがよさそうです。

ただし、毎日同じものばかりを摂取することはアレルギーを発症させることにつながりかねないので、毎日少しずつ、いろいろな食べ物をバランスよく摂取することをお勧めします。

 

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29156934/

https://bit.ly/3zfV67M

https://www.interphoenix.com/category/seibun_butyric_acid.shtml

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