長寿を力強くサポート腸内細菌短鎖脂肪酸「酪酸菌」

2020年05月18日
ラクトバチルスプランタラム

ラクトバチルスプランタラム

酪酸(らくさん)菌は、短鎖脂肪酸で長寿菌とも呼ばれる大変有用な腸内細菌の一種です。
日本人の平均寿命は伸び続けていますが、その陰には酪酸の力が働いているようです。
早稲田大学らの共同研究グループにより、日本人の平均寿命と腸内細菌には大きなかかわりがあることが分かっています。
それによると日本人の腸内細菌には外国人とは異なる特徴がいくつかあるとのことです。

・外国人の腸内に多い古い細菌が少ない
・海苔やワカメなどの海藻類を分解する酵素の遺伝子を持っている
・炭水化物の代謝時に、より多くの短鎖脂肪酸(酢酸や酪酸)を生成する

などが特徴となりますが、注目すべき点に酪酸の力があります。

酪酸は、腸内細菌のプロバイオティクスがその餌となるプレバイオティクスを食べ、その発酵物として作られる短鎖脂肪酸の一種です。
酪酸菌が腸内において生き生きと活動して、腸内環境が整うことにより、少なくとも次のような利点があります。

・便通が良くなり、代謝が上がる
・その結果、肌などがきれいになる
・その結果、前向きになったり明るい気持ちになる
・よく眠れるようになったり気持ちが穏やかになる。

また、多くの研究により、酪酸菌の働きにより、次のような優れた働きがあることが分かっています。

・日本人の死因のトップである大腸がんになりにくくなる
・腸漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)を防ぐ。
・免疫力を高め、インフルエンザなどのウイルスから身を守る

酪酸菌は食事から摂取するものではなく、腸内細菌が餌を食べた結果生じる発酵物です。
したがって、酪酸を体内で増やすためには、次のような生活習慣が大切です。

・腸内細菌のえさとなる生野菜などの食物繊維を多目に摂取する
・グルテンや加工食品を含む食事は控えめにする
・適度な運動や早寝早起きを心がける

私たちが休んでいる間も、腸の中では、数多くの腸内細菌が毎日働いてくれています。
酪酸菌をはじめとした善玉菌を上手に増やして、長く元気な毎日を送りたいですね。

参照
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20131114/index.html

健康な日本人の腸内細菌叢の特徴解明、約500万の遺伝子を発見 平均寿命の高さや低肥満率等との関連も示唆


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%AA%E9%85%B8

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