ALS筋萎縮性側索硬化症の原因と治療や予防の食事のコツ

2016年09月16日

脳の健康

ALSで知られる筋萎縮性側索硬化症の原因から治療や食事を含めた予防のヒントが公開されています。

研究と追求を長年にわたり探求する専門家によるALS(筋萎縮性側索硬化症)を遠ざけるために、その原因や食事に含まれる食べ物や栄養素でできる予防についての詳細が専門誌内で教示されています。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは:

ALSは日本語では筋萎縮性側索硬化症と訳され、手や足、喉や舌などの筋肉や呼吸に必要な筋肉が、徐々にチカラを失っていく病気で知られています。

近年では日本でもテレビドラマが数年前に流行しましたし、世界的にもスポーツ選手や俳優などが若くして発症した例もあって、知名度も高まっているのではないでしょうか。

ALSの原因:

特徴の筋肉の痛みや違和感などについて専門家であるデビッド・スティーンブロック博士は、筋萎縮性側索硬化症は急に発症することよりも20〜30年など以前に運動や事故、転倒などで負った古傷やトラウマが残っていて、それらによる再発が多いと報告しています。

同氏による報告では、傷を負ってから脊柱管神経が狭くなり、脊柱管神経周辺にカルシウムが沈着している場合も多く、後年の再傷によって毒物などが脊髄の中に入っていくことがALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症につながっていると報告。

腸内環境や自己免疫疾患とLGS(リーキーガットシンドローム):

日本でも年齢に関わらず増えている腸管漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)やそこから広がることが多いといわれる自己免疫疾患と筋萎縮性側索硬化症との関連性についても同博士は深いとの認識を持たれています。

例えALSを患っている人が便秘や下痢、胃腸の痛みなどが無いとしても、検査をした時には腸内環境の問題を発覚することが多い上に、体内の免疫組織が自らを攻撃するいわゆる自己免疫疾患や関連性の大きい腸管漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)を患っていることも多いと伝えています。

腸管漏れのリーキーガットや自己免疫疾患にしても、それらの原因は炎症や感染、口内治療、体内の重金属、ピロリ菌などとの関わりが大きく、そのためにALS(筋萎縮性側索硬化症)と重複する点も特徴的と指摘されています。

食事の食べ物と栄養素:

興味深いことにALS(筋萎縮性側索硬化症)におすすめの食事と腸管漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)や自己免疫疾患時の食べ物や栄養素も注意点も似通っていることがスティーンブロック博士の報告からわかります。

いずれも注意が特に必要な食べ物として、小麦粉に含まれるグルテンをはじめとする加工食品や、酸化食品として挙げられるのはトマトソースや乳製品、甘い果物も含む糖質の高い砂糖類や果糖類、アルコールなどがリストに挙げられています。

塩分、ナッツ類と種子類に関しては、そのままではなく、ピーナッツバターやアーモンドバターの状態の方がおすすめされています。

おすすめの食べ物例:

・良質な高脂肪、高たんぱく質、低炭水化物の食事で知られるケトン食、

・菌類、

・生ニンニク(生の砕いたにんにくを1回にスプーン1杯を1日3回をおすすめ)、

・ココナッツオイル(モノラウリン入)1日4〜10スプーン

・砂糖を摂取していないという条件だと、これらにアミノ酸のLアルギニンも共におすすめとのことで、Lアルギニンについては糖類が入ることでイーストを成長させる理由から症状が悪化する可能性があることから注意。

同博士は治療の中で食べ物や栄養素をとても重要視しており、食べ物を注意深く選ぶことが治療や予防のコツであることと共に、とても大切と報じています。

 

参考にした情報:

タウンセンドレター#395号 2016年6月号 44〜47ページ

デビッド・スティーンブロック博士

 

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