低カロリーや低脂肪ダイエットと体重増加

2016年07月25日

ダイエット

 

低カロリーや低脂肪ダイエットを信じて今でも頑張っている人は多いようですが、それでは一時的には体重が落ちてダイエットに成功したとしても健康的とはいえず、その後にはリバウンドが待ち受けている可能性が高くなります。

低カロリーと低脂肪ではダイエットに無理があり、健康的ともいえないために注意が必要です。

 

低カロリーのダイエットの罠:

多くの人にいえることですが、体重はカロリーが食べ物と燃焼したものの差であったり、まだ頑張りが足りないことでダイエットが成功していないと思われる人が多いのではないでしょうか?

今でもダイエット中なので、一日のカロリーを1,500キロカロリーに制限しているというような低カロリーダイエットの話を聞きますが、リバウンドばかりではなく、気にする余りストレスホルモンでも知られるコルチゾールのバランスを崩し、副腎にも負担をかけて副腎疲労を起こすことで後で健康を崩されることも含めて気にかかります。

確かに食べ過ぎは体重増加の要因になりますが、少なすぎたり制限をかけたり、毎日厳しい運動で追いつめても体重や体脂肪も落ちにくい、いわゆるストレスモードやサバイバルモードの身体になってしまう可能性があります。

そもそも体重が増えやすい状態にあるのは、多くの場合あなたのせいでもない要因も多く含まれています。

 

昔と現代人の身体とストレス度:

昔とは違って、体重が増えやすいのは高カロリーが原因というよりも、ストレスや加工食品、脂質の質、環境汚染、経済的や将来への不安、化学物質、砂糖やコーンシロップ、睡眠不足、日光浴不足、野菜不足など体重を増やしやすい環境が現代には多く存在し、それらと向き合うことの方が低カロリーにするよりも大切であり、中長期的で健康的なダイエットにつながることが多く報告されています。

更にそれらの要因は日本でも多い慢性疲労症候群や副腎疲労とも大きな関連性が指摘されています。

 

身体の仕組みを理解することがダイエット成功の秘訣:

低カロリーや低脂肪ダイエットだけに関わらず、それらを含む過酷なダイエットはストレスを生みやすく、結果的に体重だけではなく、体脂肪も落ちにくい身体になりがちです。

なぜかというと、私たちの身体は昔の身体の仕組みとほとんど変わっておらず、ストレスには決して強くないことがわかっています。

食事制限によるストレスだけでなく、経済や将来的なストレス、頑張りすぎる運動などはストレスの原因を高めますが、そうすると身体は逃げる為にエネルギーや脂肪を無意識のうちに貯めてしまい、副腎にも負担をかけ、身体はいわゆるストレスモード、サバイバルモード、倹約モード、節約モードなどと呼ばれる状態になります。

 

倹約モードや節約モード:

昔は現代社会のように様々な複雑なストレスは身体に無く、大きなストレスというと食事にありつけない状態や、飢餓の状態が主なストレスだったようですが、身体は昔と変わっていないためにストレスの影響を受けやすくなるのは上記で述べたとおりですが、そうなると身体はどういう行動を起こすのでしょうか?

身体はエネルギーを残そうとすることから、何とか脂肪を溜め込もうとすることがわかっています。

そうなると筋肉からカロリーが取られるために筋肉が落ちやすく、脂肪が溜まりやすいダイエットとは反対の身体に近づくだけではなく、そのようなモードに入っている身体は糖分や塩分、脂肪を多く含む食べ物を食べたくなり、もっと食べようでエネルギーにするために脂肪で蓄えようと身体が考えることがわかっています。

 

ダイエットの成功に低カロリーや低脂肪の概念を外す?:

カロリーを気にする風習は今も続いていますが、海外の専門家の多くの会話からは年々カロリーについての会話は減っているように感じますし、実際に「カロリー」という言葉を耳にする機会は無くなってきているようにさえ思います。

その象徴ともいえるのが、高カロリーでありながら、良質な脂肪を沢山取り入れる健康的な食事やダイエットです。

 

日本でもココナッツオイルや、オリーブオイル、エゴマ油、亜麻仁油、DHAEPAなどのフィッシュオイルなど脂肪を使用する機会が多くなっていますが、それらはカロリーだけでいうといずれもとても高いことがわかります。

一例としてカロリーの概念の中には悪い油で揚げた揚げ物も大さじ一杯のココナッツオイルのような油でも同じカロリーであれば、健康的か体重や体脂肪、あるいはダイエットにどう働くかという概念は全く存在していないことがわかります。

その反対に、良質な油である脂質を沢山摂取した方が、体重も体脂肪も減りやすいことが多く報告されていることからも、実はダイエットの成功に貢献しやすいことも理解しやすいのではないでしょうか。

しかもインスリンについて考えても、炭水化物は急上昇と急降下するのに対し、脂質はインスリン値に影響を与えないことも驚きです。

そう考えても低カロリーや低脂肪のダイエットで健康的に中長期的に身体を維持することはなかなか難しいと言えるのが自然のように思いますが、いかがでしょうか?

 

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