自閉症の原因と食べ物

2015年10月02日

子供と健康

 

自閉症という言葉を聞く機会が増えてきています。

日本ではそうでもないかもしれませんが、アメリカでは増え続け、日本でも同じような状況になる可能性があるようです。

というのも、米国自閉症財団の発表によると、自閉症と診断される子供の数は30年前には10,000人に1人だったのが、現在では地域によっては50人に1人になっていることに加えて、研究者らの報告による自閉症の原因を拝見する限りでは場所がアメリカであっても、日本であっても、また他の国や地域であっても大小の違いはあるにしても大きくは違わないように思えます。

 

自閉症の原因:

アメリカ国内だけでなく世界的に人気の高いメルコーラ医学博士の報告によると、自閉症は大きく下記の4つの原因から構成されていることを指摘しています。

  1. 毒素
  2. 腸内バクテリア
  3. 栄養不足
  4. ワクチン

 

脳と腸の働きと、自閉症の原因:

上記の4つの原因には隠されたヒントが存在しています。

それは、4つ共に自閉症と大きく関わりがあるとされる脳以外にも、腸とも大きなつながりがあることです。

更にいうと、お気づきの方も多いかと思いますが、脳と腸は大きく関連があることも近年では良く言われることです。

 

アリゾナ大学の研究者らによると報告によると、自閉症の子供たちは一般的に健康的な腸内環境の腸内フローラや善玉菌が少ない傾向にあり、逆に体内に毒素がより多いことが報告されています。

 

腸内環境が思わしくない場合には、腸内の菌のバランスが崩れていることを意味し、腸内バクテリアのバランスや、炎症、腸管漏れを意味するリーキーガットなどとの関係も指摘され、腸と脳のつながりからも、サイエンティフィック・アメリカン誌の報告では腸内細菌のバランスの崩れと関係し、自閉症のの10人に9人はそれらの症状を兼ね備えていることが伝えられています。

 

自閉症以外の症状との関係:

脳内のほとんどの問題は消化を通して脳内の関わりを持つと同時に腸内環境の腸内フローラや腸内細菌とのつながりが大きく、腸と精神の症状であるGAPS(Guts & Psychology Syndrome)がこれから日本でも認知がされてくると思います。

腸と精神的なつながりの症状で詳しいキャンベル・マックブライト医学博士によると、腸内と脳のつながりからも、自閉症以外にもADHDでも知られる注意欠陥多動性障害やそれに似た症状、読語障害、ある器官が機能する時に一部において痛みを伴うことを意味する結合運動障害、不安を取り除くために繰り返し行なう行為である脅迫障害なども関連する症状であることを説明しています。

 

食べ物と健康:

上記のことからも、いかに腸内環境を整えることが脳に良い影響を与えるかが明らかになってきています。

腸内の菌のバランスはストレスや抗生物質をはじめとする薬を除けば、食べ物で左右されることからも、何を食べるかが大切になります。

食べ物でおすすめなのは、野菜や果物をたくさん食べること、それに味噌や納豆、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品を食べること、DHAEPAオメガ3脂肪酸を含む魚や海藻類を食べることがおすすめです。

逆に腸内細菌のバランスを崩しやすい大きな原因であるといわれるグルテンを含む小麦粉を使用したパンや麺類、加工食品を大きく減らすこと、料理に使う油や食べ物に含まれる油を注意深く選ぶことがおすすめです。

 

 

参照:

Autisumsciencefoudation.org

Fourteenstudies.org

CDC.gov, National Health Stastics Report, #65, Mar. 20, 2013

Experience Life June 2013

Science American Aug. 14, 2014

Plos One Oct. 9 2013

メルコーラ医学博士レポート Oct. 6, 2014; Sep. 29, 2015

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