ストレスにおすすめの食べ物や食事栄養素?

2014年09月20日

深呼吸する女性

ストレスを抱えやすい国民の日本人?:

日本人が持つ遺伝子はアメリカのような国とは反対に、不安や心配の感情を抱く遺伝子が強いなどと世界的には言われます。

同時に他人への心使いやおもてなし精神の強さも際立っていることでも知られます。

2014年9月11日のウォールストリートジャーナルの掲載記事の中で、アメリカの調査機関であるピュー・リサーチ・センターが行った調査が記載されていました。

その記事によれば、世界の44か国に対して将来の楽観視についての調査をおこなったところ、日本は15%程度の楽観視ということで44か国中最下位でした。

原因や理由の1つは長く続いたデフレによる経済的な見通しや、今後の経済的な見通しの改善見込みが十分に国民にとっては見えてきていないことの影響があると紹介していました。

 

一方楽観視の指標が高い国がありました。

それは、中国ですが、同国では将来の楽観視が80%を超えていました。

その数値からもいえるように、その時その時の情勢が国民の心理を現す指標になっている可能性が大いにあると感じました。

その場合には当然のことながら、日本で景気が良ければ、良いほどに楽観視数も上がることが考えられます。

今まで続いてきたデフレや今後の見通しが見えない部分などで、ストレスが私たちにかかっていることは確かなことかもしれません。

 

ストレスにおすすめ:
ストレスを抱えている時や発散におすすめされている1つに運動があります。
ストレス発散に身体を動かすことは知られるところです。

アメリカのプリンストン大学の研究グループがマウスを使用した実験結果をニューロサイエンスのジャーナルにて発表されています。

その記事によると、ストレスと脳、それに神経細胞の深い関わりの強さを知ることができると同時に運動の大切さもわかりますので、下記にご紹介します。

6週間にわたる調査研究では、マウスが自由に走れる環境にある場合とコントロールされたストレスを持つ場合での脳の働きや運動量、脳細胞と神経伝達の関係を測定したところ、運動をすることでストレスが解消されやすくなったという結論が掲載されています。

ストレスや不安、恐怖などは神経伝達物質であるギャバ(別名をガンマアミノ酪酸)の量と関係し、運動をすることでそのギャバの量が増えた結果、不安や恐怖心、ストレス等が軽減されたとのことでした。

もちろん、人間とマウスの差があることなどを考慮しなければならないかと思いますが、ギャバという成分は確かに近年の報告の中には、リラックスに関連するものも少なくないようです。

 

ギャバを含むおすすめの食事:
ギャバを含む食材で身近なところでは発芽玄米が知られるところです。

発芽玄米にはギャバの栄養素だけではなく、ビタミンやミネラルなども豊富に含まれてします。

ストレスは体内のビタミンをはじめとする栄養素を使うために発芽玄米にとらわれず、栄養価が高い野菜や果物も多く摂り入れることがおすすめです。

 

ギャバを含むサプリメント:
発芽玄米はギャバを体内に摂り入れる栄養バランスも整った食品であることは間違いありませんが、抵抗を感じる人もいるのも事実です。
食品にはかなわないもののギャバを含むサプリメントも販売されていますので、必要に応じて検討をしてみるのもおすすめです。

 

 

参考文献:

ウォールストリートジャーナル 2014年9月11日「日本人は暗い将来像、楽観的見方は44カ国で最低」
Schoenfeld TJ, Rada P, Pieruzzini PR, Hsueh B, Gould E. “Physical exercise prevents stress-induced activation of granule neurons and enhances local inhibitory mechanisms in the dentate gyrus.” J Neurosci. 2013 May 1;33(18):7770-7.

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