疲れの根本的な原因は少なくとも7種類?疲れの改善方法にヒント

2017年11月01日

健康

 

疲れが溜まっていてなかなかとれないことや、ずっと疲れている状態の慢性疲労の根本的な原因は少なくとも7種類存在しているようです。

疲れの原因を知って、改善に活かすためのヒントに学びます。

 

寝起きなのに疲れが取れてないことや、もっと寝ていたいと感じたり、お昼ご飯を食べてからなかなか集中できずに眠気が出てくることや、午後には疲れが原因でやる気が出ないなどといったことはありませんか?

それらの疲れや慢性疲労の根本的な原因として考えられるのは、少なくとも下記の7種類程度が存在し、疲れについての改善方法についても報告されています。

 

疲れに根本的な6種類の原因と改善方法とは?:

睡眠不足:

疲れや慢性疲労の根本的な原因の1つに特に日本では睡眠不足が原因になっていることも考えられます。

日本での平均的な睡眠時間は先進国で最も短いことが世界的な調査でわかっています。

多くの人が6時間代であるようですが、他の先進国では7.5~8時間が一般的であることが報告されています。

 

・食べ物と食事の食生活:

私たちのカラダは過去に食べてきた食べ物や食事で出来ているといわれています。

好きな食べ物ばかりを食事にしていたとしても、しばらくの間は何も感じないかもしれませんし、食べ物や食事が疲れや慢性疲労をはじめとする症状や疾患との直接的なつながりは気づかないことが一般的です。

何か特定の食べ物を食べた時やその後にアレルギー反応のような症状が出た場合には、その食べ物が原因ということがわかるかもしれませんが、それも直後に出ない場合も少なくありません。

一日のうちに色んな食べ物や飲み物を食事の中で摂取しているために、何が不耐性やアレルギー反応などの原因になっているかを探すことは容易ではありません。

中にはカラダの中で炎症の原因になっているような食べ物や飲み物を食事で摂取した後に、すぐに疲れが出だしたり、お腹が張ったり、偏頭痛が出たりする場合があるかもしれません。

そのような場合には、カラダが本来は食べ物や飲み物を消化したり、吸収したりできるように準備をしていても、一定の食べ物や飲み物に対して免疫組織がそれらを食べ物や飲み物として認識してくれなかったり、外敵とみなして攻撃をし始めるいわゆる自己免疫疾患も近年増えているようです。

自己免疫疾患の共通点の1つは疲れや慢性疲労といわれるために、それらの症状が出る場合には留意が必要です。

疲れがなかなか取れずにいる場合によくおすすめされるのは、小麦などの食べ物に含まれるたんぱく質のグルテンと乳製品を食べ物や飲み物から3〜4週間取り除いてみることで改善されることも少なくないようです。

 

・栄養不足:

食べ物や食事と共に疲れの根本的な原因になっているものの1つとして挙げられているのが食べ物や飲み物から十分に栄養が摂取できていないいわゆる栄養不足です。

十分に食べ物や食事で栄養素を摂取していると考えていても、それらの食べ物の中に昔とは違って十分な栄養素が含まれていないことも考えられます。

古いデータですが、1992年に行なわれた第1回目となる世界地球環境サミットでの報告では世界的に100年前の土壌と現代の土壌に含まれる栄養素を測定した場合に、多くの作物で50〜75%程度含まれる栄養素が低くなっていることが大きな話題となりました。

疲れと慢性疲労の症状が出ている場合には、マグネシウム、カルシウム、鉄分やビタミンB12の栄養素が共通して不足しがちであることが報告されています。

例えばマグネシウムの栄養素は体内の300を超える細胞や酵素などと密接に働いていますし、鉄分は細胞に酸素を届けるたんぱく質のヘモグロビンを作る為に必要で、それらの栄養素が不足することは疲れや慢性疲労の原因にもなりえます。

また日本ではあまり多くの人が実践していないとは思いますが、食事の中で肉類を一切食べない食生活を長年続けている場合においてはビタミンB12をはじめとする栄養素が不足しがちになることも報告されています。

 

・感染:

カンジダ菌や寄生虫というとまさか!?と思われがちですが、一定の食べ物や飲み物が入った時に過敏に反応を示す過敏性大腸炎も感染として分類されています。

カラダにかゆみや湿疹が出やすい場合にはカンジダ菌が優位になっていることも考えられそうです。

カンジダ菌は糖類、乳製品や小麦を使用した食べ物や飲み物に反応を示しやすく、それらも疲れの根本的な原因につながっていることも少なくないようですので、改善を目指している場合には一定期間制限をしてみることもおすすめされています。

 

・有毒物:

有毒物と聞くと無関係と思われがちですが、種類はさまざま存在しています。

環境汚染のように避けられない場合は別として、近所で使用されている除草剤や農薬、家庭でも洗剤から除菌や殺菌の効果がある日用品、スキンケアやヘアケアなどさまざま存在し、体内にそれらが蓄積されることは疲れや慢性疲労の根本的な原因にもつながっているようです。

浄水器や空気清浄機を使用される家庭も多いかもしれません。

他にできることでもスキンケアやヘアケアなどのパーソナルケア商品を購入する時には内容成分を確かめることも有効ですし、農薬などがあまり含まれていない食べ物を購入したり、しっかり洗って食事に使用したりすることも改善の有効策につながるのではないでしょうか。

 

・ストレス:

ストレスは誰にでもありますし、ストレスが全くない人生になれば、それが良いかどうかは別の話になりそうです。

あまり長く続くストレスや重すぎるストレスは疲れや慢性疲労の原因にもなりそうです。

ストレスと上手に付き合うには、ストレスを解消する方法を知っておくことがおすすめです。

解消法は個々によって違うと思いますが、好きな食べ物を食べたり、散歩に出かけたり、ヨガやストレッチをしたり、自然がある場所に出かけたり、映画やショッピングも人によってはストレス解消や改善の1つになっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

・甲状腺機能障害:

近年多くの女性にみられるとされる1つに甲状腺機能障害があります。

橋本病をはじめとする甲状腺機能の障害はホルモン生産と大きな関係があり、疲れや慢性疲労とも関わりが大きいことでも知られています。

冒頭にお伝えした自己免疫疾患とも関わりが大きいことからも、気になる場合には専門家を尋ねることがおすすめです。

 

 

参考にした情報:(英文)

6causes of fatigue and how to overcome them(疲れの6つの原因とそれらをどのように乗り越えるか)

エミー・マイヤーズ医学博士

2017年10月31日

 

情報ページ:マグネシウムとは?

カルシウムとは?

鉄分とは?

ビタミンB12とは?

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