食道カンジダ症の予防や対処法となる可能性食品や食べ物類

2023年01月30日

発酵食品で健康

食道カンジダ症は、膣内や口腔内のカンジダ症と比べるとなじみのない人も多いかもしれません。

カンジダ症は一般的に誰でも発症する可能性があると言われていますが、特に注意する必要のある人もいるようです。

食道カンジダ症の予防や改善などの対処法と、日ごろからおすすめしたい食べ物や食事などから、健康についてのヒントを考えます。

食道カンジダ症は?

食道は、のどと胃を結ぶ筒状の臓器です。

この部分にできるカンジダ真菌感染症のことを食道カンジダ症といいます。

食道カンジダ症の原因となるカンジダ真菌は、消化管や皮膚に住んでいることで知られています。

通常はほとんど問題が発生することはありませんが、何らかの原因によって体内がカンジダ菌過多の状態となると、不快な症状を引き起こす可能性があります。

その症状とは、食道内に複数の白い斑点が発生し、嚥下困難となることが多くなる場合も多いようです。

食道カンジダ症のその他の症状には、一般的には下記のような症状が挙げられています。

-飲み込むときの痛み
-のどや口の奥の灼熱感やかゆみ
-味の変化
-吐き気
-酸逆流
-胸の痛み
-熱

カンジダ症といえば膣カンジダが一般的かもしれません。

もしくは口腔内のカンジダ症も、さほど珍しくはないかもしれません。

ですが食道カンジダ症は、膣内や口腔内のカンジダ症と比べると珍しいものとなるようです。

悪化すると症状が消化器系や臓器にまで広がる可能性があることが報告されています。

そのような場合には、その結果として、血液のカンジダ感染症、心臓や肺などの臓器のカンジダ、敗血症など、命に係わる可能性もあるかもしれません。

そのため、感染した場合は医師のもとで治療を行う必要があります。

食道カンジダ症にかかりやすい人

食道カンジダ症の発症は誰にでも可能性があるようですが、免疫系が弱く、感染症と戦うことができない人によく見られるようです。

特に、HIV(エイズ)、糖尿病、ガンの疾患を持っている人に多いようです。

このように食道カンジダ症は通常、免疫系が弱っている人によく見られるようですが、健康な人でも症状を発症する可能性があります。

特に、下記の生活習慣を持つ人はかかりやすいとの報告もあります。

-たばこを吸う
-入れ歯の使用
-口腔衛生状態が悪い
-ドライマウス
-抗生物質の服用
-大量のアルコールを飲む

禁煙することや口腔内を清潔に保つことなど、健康のためによく言われることを実践することで、食道カンジダ症からも身を守ることができそうです。

食道カンジダ症の予防や対処法となる可能性のある食品

報告によると、お漬物などのプロバイオティクスを豊富に含む食品を食べることで、カンジダから身を守ったりカンジダ症の回復に役立ったりする可能性があるようです。

同様にプロバイオティクスを含んだ健康補助食品に分類されるいわゆるサプリメントも、体内の健康な細菌を維持するのに役立ち、カンジダ過多の状態から身を守る可能性があります。

プロバイオティクスを含む食品は、カンジダだけでなく人の健康にとって良いことをもたらすことが多いため、日ごろから積極的に摂取することがおすすめされています。

安易にサプリメントなどに頼る前に、まずは、日ごろから口にする食品、食べ物や食事の見直しがおすすめです。

とりわけ、いろいろな色の野菜をたくさん食べる、野菜だけでなく肉や魚などもバランスよく食べる、加工食品や添加物は避けるなどの食生活の工夫や、生活習慣を整えることもとても大切ですので、ぜひ心にとめておいていただけると幸いです。

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引用文献:

What to know about esophageal thrush
Diagnosis and Treatment of Esophageal Candidiasis: Current Updates

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