果物や野菜をたくさん食べると心理的幸福度がアップする?

2021年10月08日

果物と健康食事

果物や野菜をたくさん食べると心理的幸福度がアップすると言われるように、食品中の特定の栄養素や他の活性物質の数は、気分に直接影響を与えると考えられています。
私たち人間は、日々何らかのストレスにさらされています。
そのストレスを簡単に発散させることができる人もいれば、なかなか発散させることができずにため込んでしまう人もいます。
もちろん、ストレスが溜まっていたり日常に不満を抱えていると、健康からは遠ざかることとなってしまうため、私たちは様々な方法で心理的に落ち着きたいと思っています。
ありがたいことに、果物や野菜を毎日食事で食べることで、幸福度が上がる方法が研究から報告されているようですのでご紹介いたします。

・果物や野菜と心理的幸福度の関係

オーストラリアの成人を対象として、人々の収入や個人的な状況の変化に対する幸福感と食事の影響の研究が行われました。
その結果、果物や野菜の消費量の増加は、幸福度、生活満足度、幸福度の増加をにつながることがわかってきました。

また同様に、イランの大学生を対象として、果物や野菜、朝食の摂取に対する幸福度の研究が行われました。
それによると、幸福度の尺度は、朝食を食べること、毎日食べる食事の数、果物と野菜の消費量に関連していることがわかりました。

特に、毎日朝食を食べ、毎日8種類以上の果物や野菜を食べ、1日あたり1~2回のスナックに加えて3回の食事を食べた学生は、幸福度を感じる割合が最も高いという結果が導き出されました。

健康的な食べ物を食べる人々は、身体的健康上の利点が数十年後に生じるという期待から健康的な食事に対するモチベーションはもともと高いものとなります。
特に、果物や野菜の健康効果はすぐにわかるものもあることから、消費の増加による幸福の増加につながるということのようです。

・チョコレートと心理的幸福度の関係

一方で、チョコレートが気分に及ぼす影響は長い間認識されてきました。
チョコレートは気分の変調と食欲調節に貢献する神経伝達物質との相互作用を持っていると考えられているためです。
チョコレートと気分の関係は非常に複雑で、精神薬理学的成分、栄養学的および感覚的特徴を組み合わせた食品です。

実験によってもチョコレートを食べることにも喜びが続き、肯定的な感情となる可能性が高いことが示唆されています。

チョコレートにはポリフェノールが多く含まれることから、血液サラサラ効果などの健康効果も期待できます。

・まとめ

果物や野菜をたくさん食べると心理的幸福度があがる、チョコレートを食べると気分が良くなるなど、食べ物によって心理的幸福度が上がるということがわかりました。
決まった食材だけを摂取するのではなく、バランスよく食べながら野菜や果物の摂取量を増やし、時々チョコレートなども取り入れることでより幸せを多く感じることができるかもしれません。

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引用文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27400354/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11971416/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16546294/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26928281/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22303579/

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