ストレス解消や免疫力アップに役立つハーブ

2021年05月28日

食品や食べ物と食事で健康と予防おすすめ

ストレスが多い生活をしていると、ホルモンの分泌を介して免疫系に影響を与えるという研究結果があります。
これにより、ストレスが溜まっている人は、身体の免疫機能を損ないやすいということがわかります。
ストレスの多い現代人が病原菌に対応するための免疫力を損なわないために報告からお勧めのハーブをご紹介します。

・アダプトゲンを含むハーブ

ハーブに含まれる成分の一つに、アダプトゲンといがあります。
アダプトゲンはストレスと疲労を緩和し、呼吸器感染症を予防および治療できることを示す研究結果がいくつもあります。

アダプトゲンは、アンドログラフィス、エレウテロ、リコリス、高麗人参、ロディオラ、エゾウコギなどのハーブに多く含まれます。

・アダプトゲンの効能

研究によるとアダプトゲンは、感染と戦うのに役立つ「自然免疫」と「獲得免疫」を強化することがわかっています。
ウイルスと細胞の接触を直接阻害し、ウイルスの複製を妨げる可能性があります。

このようなことから、アダプトゲンは、ウイルス性呼吸器感染症で病気になるのを防ぐのに役立つかもしれません。
また、万一病気になった場合、アダプトゲンは病気の重症度や期間を減らす可能性があります。

アダプトゲンは特に、肺炎の痛みを伴う、生命を脅かす可能性のある合併症のリスクを軽減する可能性があります。
ある研究では、インフルエンザの流行中に急性呼吸器疾患を患った患者にエゾウコギを投与したところ、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎などのインフルエンザの症状の発生率が低く、また感染したとしても症状が軽度であったことがわかっています。

また、別のアダプトゲンハーブである高麗人参(Panax spp。)が急性呼吸器疾患の発症を防ぎ、症状の持続期間と重症度を軽減することが報告されています。
また、肺炎患者を対象とした試験では、ハーブのアダプトゲンブレンド(イワベンケイ、チョウセンゴミシ、エゾウコギなど)を投与して患者の回復が早いことなども報告されていました。

・まとめ

アダプトゲンは、免疫システムをサポートすることによりストレスに対応し、ウイルス感染症を予防し、呼吸器感染症を治療し、二次性肺炎やその他の合併症のリスクを軽減し、炎症と戦い、回復のスピードアップするのに役立つことが報告されています。
ハーブは、飲みやすいお茶やハーブティーやサプリメントで摂取する方も多いかもしれません。
その場合は、余分な成分が含まれない無添加のものや、安全性や高品質のものを選ばれることをおすすめします。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24562499/

Adaptogens for Cold, Flu, and “Pandemic Season”

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