米ぬかの栄養素を知って健康に

2021年04月10日

食べ物や食事で栄養素と健康

私たちが毎日食べているお米は、精米されて作られています。

精米の工程での副産物の1つである米ぬかは、健康上の利点が大変多いため、近年着実に関心を集めています。

イネ科の植物の実の表面を削り取る作業を精白と呼びます。

米ぬかは、穀物を精白する際に出る果皮、種皮、胚芽などの部分のことで、ブランとも呼ばれます。

米の栄養素の約95%は、米ぬか中に存在するとも言われています。

米ぬかはほとんど利用されず、動物の飼料として使用されたり、廃棄物として扱われてきました。

ですが近年、その豊富な栄養に研究者たちの大きな注目を集めています。

米ぬかの生物活性成分、主にγ-オリザノールは、抗酸化作用、抗炎症作用、コレステロール低下作用、抗糖尿病作用、そして抗癌作用をも持っていることが報告されています。

γ-オリザノール以外にも、ポリフェノール、植物ステロール、トコトリエノールビタミンB群ミネラル、などの栄養素がたっぷり含まれます。

また、米ぬかには油、多糖類、タンパク質、微量栄養素など、かなりの量の生物活性成分が含まれているとされ、米ぬかから抽出された油は心臓に優しく「心臓油」とも呼ばれています。

また、多くの研究により米ぬかの中の強力な抗酸化物質は、植物ステロール、多糖類、ミネラル、マグネシウム、セレン、亜鉛、ビタミンE、オメガ3脂肪酸および他のいくつかの免疫系を強化する成分を含むことを報告しました。

また米ぬかは、神経炎症などの炎症過程を調節できることがわかっています。

それによると、米ぬかの成分が脳疾患に対して治療効果を示す可能性があることも報告されています。

米ぬかは、有用な可能性のある物質を幅広く含んでいますが、廃棄物として廃棄されることがよくあります。

現在では、米ぬかの成分を配合した栄養補助食品なども多数販売されています。

また、米ぬかは、太りすぎや肥満の成人が補給することにより肥満状態を抜け出す手助けとなることも分かっています。

まとめ

このように米ぬかには非常に多くの栄養が含まれていることが分かります。

米ぬかだけでなく、精白されていない食物には栄養素が多く含まれていることがお分かりになるかと思います。

米ぬかに限らず、出来るだけ手の加えられていない食材を選ぶようにすると、効率よく栄養を摂取できるかもしれません。

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