カプリル酸のカンジダへの効能とダイエットをはじめとする健康全般へのおすすめ

2019年09月17日

ダイエット

カンジダ症への食事療法には乳酸菌などが知られていますが、それ以外にもカプリル酸を含む中鎖脂肪酸の摂取などがお勧めされるようです。

カプリル酸は、中鎖脂肪酸に含まれる成分の一つです。

カプリル酸は、バターや母乳、話題のMCTオイルなどにも含まれる成分です。

このカプリル酸は、カンジダ症、それも腸内で異常発生するカンジダ菌を落ち着かせる効果があることがわかっています。

カンジダ症と聞くと、一般的には膣カンジダ炎を想像する方が多いと思います。

腸内のカンジダ過多は、膣カンジダ炎よりさらに症状に注意が必要な疾患です。自覚症状としては、下痢や便秘などそれと分かりづらいものから始まりますが、悪化すると腸管に浸透し、腸管漏れとしても知られるリーキーガットを引き起こす可能性もあるのです。

こうした症状を抑えるためには、カプリル酸を含む中鎖脂肪酸や、乳酸菌、食物繊維などをバランスよく摂取すること以外に食生活をはじめとする生活習慣の見直しが挙げられます。

近年、カンジダ症に悩まされる人が増えてきているそうですが、それには現代人の生活習慣と大きな関係があるようです。

特にひと昔前とは異なる現代人の食生活が、カンジダの消化管での異常増加につながっているようです。

昔の人は、味の薄いものや天然の素材をよく噛んで食べていました。

現在は甘くておいしい食べ物が増えたことから、糖分の摂取量が多く、柔らかく消化しやすい食事が中心となっています。

カンジダ菌は、糖が分解されてできるブドウ糖によって増殖するため、このような食生活を続けるとカンジダ菌の過剰増殖の原因となります。

また、こうした食生活は太る食生活です。

体重や健康に敏感な現代の人々が、その食生活を見直さないのはもったいないと言わざるを得ません。

当分の摂りすぎやアルコールの摂りすぎ、また新鮮な混じりけのない食材や食物繊維を含む食事をしっかりとよく噛んで取ること。

そして、ストレスをためずに夜はしっかり休む、歯を大切にしてよく噛んでゆっくり食べることなどが、カンジダ菌の増殖を抑えるだけでなく、ダイエット、そして健康全般にもつながっているのです。

私も、自分に言い聞かせながら食生活を少しずつ見直したいと思っています。

 

参照:

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28922057

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30103923

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29903236

 

オンラインショップ