日光浴や太陽のビタミンでも知られるビタミンDの不足や欠乏?

2018年07月06日

健康

日光浴や太陽のビタミンともいわれるビタミンDですが、不足したり欠乏したりすることで先人ではなかったことがリスクとして考えられてきています。

ビタミンDの栄養素の見直しについての報告からどのような想いが出てくるのでしょうか。

ビタミンDはおすすめなのか:
近年になってからビタミンDについての調査や報告、文献は日本でいる限りではあまり気づかないものの、海外では良く見かけるようになっています。
本来、ビタミンDはお金をかけずに体内に取り入れることができる数少ない栄養素として知られてきました。
それは、太陽を浴びていることで、体内でビタミンDが合成される有難い存在だからといえます。
水では溶けることがなく、脂溶性ビタミンの一種であるビタミンDは、通常は動物性の食べ物に含まれます。

カルシウムの吸収を高めることでも知られ、血液中のカルシウムの濃度を一定に保つ効果もあることが報告されているようです。
また、体調が弱くなってきている場合や、大病を患っている場合、感染が移りやすい場合、感情が落ち込みやすい状態にある場合などは、共通してビタミンDの栄養素が不足していたり、欠乏していたりすることも原因になっている可能性が伝えられています。

既に日本でも知られているかと思いますが、北欧など日照時間が短い地域や季節になると、特にビタミンDの栄養素についての必要性も高まり、お店などでも見かける頻度が上がることも少なくありません。
何か実際的な物質から抽出したり、買ったりすることなく、太陽の光に沢山浴びることで満たされてきたりするのは、一般庶民からすれば嬉しい限りではないでしょうか?
それが、近代になってからは外で過ごす時間が少なくなり、屋内で多くの時間を費やすようになってきてから、ビタミンDの不足や欠乏が説かれるようになってきたのかもしれません。

頭痛の原因の1つはビタミンD不足や欠乏の可能性も?:
2017年に発表された新しい報告の中に、ビタミンDが体内で欠乏することは、慢性的な頭痛の原因にもつながっている可能性があることが掲載されていました。
なぜ今回このような話を持ち出したかというと、近年はビタミンDの話し以外に世界的に観ても日本も含めた経済大国の多くは慢性的な疲労や疾患が増えていることが知られているからです。
日本的な傾向として考えられるのは、慢性疲労や慢性頭痛、慢性的な痛みや首や肩の凝りなどでしょうか。

話しは少し離れますが、確か2016年だったかと記憶していますが、世界の医療大学でもトップクラスとして知られるスタンフォード大学の卒業式での学長による卒業生への祝辞の中に、「医師を訪れる患者さんの78%は慢性疾患」という言葉が含まれていました。
それほどまでに慢性的な症状が続いている人が多いということかと思います。

ちなみに日本で多い頭痛を例に出すと、慢性的な頭痛ということは、3カ月以上続いている場合には片頭痛という単語あるいは症状に変わることが一般的です。
さて、ビタミンDの話しに戻りますが、日光浴の時間が少ないことでも知られる国の1つであるフィンランドにある東フィンランド大学がおこなった新しい調査によると、ビタミンDが不足していたり、欠乏していたりすることで、慢性的な頭痛のリスクが増えているという報告があります。

その調査報告は、1984年から1989年の間に42歳から60歳の2,600人の男性を対象に行われたものですが、当時でさえ、体内のビタミンDの値を示す血中の値は50nmol/lを下回っていた人の割合が68%おり、その人々はビタミンD不足と診断されることになりました。

その中には頭痛が定期的にあるひとが250名含まれており、他の被験者と比較した場合においても血中のビタミンD濃度は低かったようです。
また、全員をビタミンD値に分類をして4つのグループに分けて観たデータにおいても、最も濃度が高かったグループと比較した場合に最も低かったビタミンD濃度のグループにおいて頭痛の症状を持っている人が多かったとも報告されていました。

一般的には冬の季節は日射時間の影響からもビタミンDは低い傾向にあるといわれます。
ご紹介した調査報告の例は被験者の数も少なかったことからも、更なる研究報告が期待されるところではありますが、もう少し、ビタミンDについての情報が日本でも流れても良いのではないでしょうか?

情報源:
Virtanen JK, et al. Low serum 25-hydroxyvitaminD is associated with higher risk of frequent headache in middle aged and older men.
サイエンティフィック・レポート 2017;7:39697.

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