ストレスホルモンのコルチゾールと向き合うことがおすすめ

2017年04月12日

ストレスフリー

 

ストレスが何かと多い現代において、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールと向き合い、考えてみることは体脂肪やダイエットから睡眠の質や精神的な安定をはじめとする健康を左右することにもつながるためにおすすめです。

 

コルチゾールについて:

コルチゾールは私たちのストレスと関わりが大きいためにストレスホルモンとも呼ばれるホルモンの1つです。

身体がストレスを受けるとコルチゾールの値は高くなることがわかっています。

ストレスが続くことでコルチゾールは高い状態が続いたりすることも考えられます。

一般的なコルチゾールの働きでは、夜から早い朝に近づいてくると高くなり、時間の経過と共に緩やかに右肩下がりに落ちてくることが理想といわれます。

意識無意識に関係なくストレスが大きい場合にはその曲線が乱れ、朝に低くなったり、午後に高くなったりして、睡眠障害の原因にもつながりますし、精神的に不安定にもつながります。

 

コルチゾールとメラトニン:

夕方を過ぎるとコルチゾールは低い状態となってきて、その代わりに出てくるのが睡眠ホルモンといわれるメラトニンが徐々に出始めます。

一般的にメラトニンは、朝起きて太陽の光を浴びてから15時間前後に出始めると考えられています。

そのために眠りにつきたい15時間程前に朝陽を浴びる習慣をつけておくと、夜の睡眠もリズムをつかみやすくなるのではないでしょうか。

夜に出るメラトニンは朝方にかけて徐々に右肩下がりに減ってくると、今度はコルチゾールが徐々に高まりを見せることからもコルチゾールとメラトニンの働きは時間軸で考えると正反対の時間帯に活発になるともいえます。

 

睡眠障害とストレスホルモン:

睡眠障害患っている場合には何らかのストレスを抱えていることが少なくなく、そうするとストレスホルモンのコルチゾールのバランスが崩れやすい状態になります。

ある病院の調べでは病院を訪れる91%の患者においてコルチゾールのバランスが崩れていたという報告もあり、そのホルモンのバランスの崩れがまたストレスになることが考えられます。

睡眠障害になっていると、集中力ややる気をはじめとする感情も低下しやすいだけではなく、アレルギーなどの体内炎症の引き金になったりすることも少なくないためにしっかりと向き合うことがおすすめです。

睡眠障害の予防には一定のリズムをつかむことが有効ともいわれ、太陽が昇る時間帯には起きて夜更かしはせず、日中には太陽の光を浴び、歩いたり自転車などリズム感をつかむことがおすすめですし、お風呂からあがってからはテレビやスマートフォン、明るい照明などを避け、体温が落ちすぎない1時間以内に寝るように心がけることは質の良い睡眠につながりやすいためにおすすめといえます。

睡眠不足や障害が続くことは体内での脂肪を溜めやすい状態にもなるために太りやすく、ダイエットも難しくなります。

 

ダイエットとホルモンバランスやコルチゾール:

ダイエットとホルモンバランスとコルチゾールも関係が少なくないことも報告されています。

例えば、お腹周りの脂肪には一般的に約4倍のコルチゾールが含まれることや、ホルモンバランスが崩れる高い状態のコルチゾール値にある場合には炭水化物が欲しくなったり、間食の原因につながることもいわれます。

ストレスが大きい時には食べる量が増えたり、睡眠障害を起こしやすいことからもダイエットが上手くいかないことが考えられますし、そうなると精神的に不安定になりやすくなることも考えられます。

ホルモンバランスが崩れている場合やコルチゾールが高い状態にあると、お腹が満たされるタイミングがつかみにくくなり、食べ過ぎの原因にもつながります。

そのために脂肪もつきやすくダイエットが難しくなることが考えられます。

 

日用品とコルチゾール:

ホルモンのバランスやコルチゾールはストレスや睡眠不足などの直接的な関係以外にも日用品で使用する化学物質が体内に入ることでの影響も受けていることが報告されています。

例えば口の中に入れる食べ物に含まれる添加物やトランス脂肪酸などの人工的な油、歯磨き粉、洗剤、柔軟剤、殺菌や除菌剤、シャンプー、石けん、乳液等のスキンケア、プラスチック容器、ラップやアルミホイル、電子レンジにいたるまでさまざまな日用品はホルモンやコルチゾールに影響を与えています。

 

参考にした情報:

糖尿病サミット(米国開催)

2016年4月22日

サラ・ゴットフィールド医学博士へのインタビュー

 

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